【読了記録】宿命/東野圭吾(晃彦と勇作)
どうも、さっさです。
東野圭吾の小説『宿命』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
くすぐるなあ、少年の心。
あらすじと感想
高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。
「BOOK」データベースより
警察官となった和倉勇作。
勇作の初恋相手、美佐子。
美佐子の夫、瓜生晃彦。
物語はこの3人の三角関係と殺人事件が絡み合います。
冒頭では幼い勇作が病院で、サナエさんという女性と晃彦を見かける場面からスタート。
サナエさんは窓から飛び降りて亡くなっており、この件も気になりながら読み進めることになります。
犯行現場はお墓。凶器はボウガンの矢。
捜査を進める勇作は、現場に晃彦が足を運んだのではないか、と推理します。
実はこの2人、小学校が同じでバチバチのライバル。
勉強もスポーツも常に対決する形で過ごしました。
このあたり、心がくすぐられます。
自分より目立つ存在がいかにムカつくか。
自分の小学生の頃を思い出します。
終盤で、なんでこんなにバチバチしていたのか、という謎が解けます。うん、納得。
見どころとしては、
ボウガンによる殺人事件の真相。
サナエさんの死の真相。
勇作と晃彦と美佐子の関係の行方。
こんなところでしょうか。
実はこの作品、映画化されています。
プライムビデオで見られたので、見ました。
勇作役の柏原崇がいい。いかにも晃彦を嫌っていそうな感じがにじみ出ています。
サナエの死には、ある企業の企みが悪されているのですが、その辺のくだりも映画の方がミステリアスな感じがありました。やっぱり音と動きがあるとより伝わりますね。
あ、サナエ役は飯島直子です。かわいい。
まとめ
いかがでしたか?
今回は東野圭吾の小説『宿命』の読了記録でした。
いやあ、こんな宿命だったとは。
事件解決からのさらなる驚き。これが東野圭吾。
未読の人はすぐにポチって欲しいです。
それでは、また。
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