【読了記録】探偵倶楽部/東野圭吾(愛憎が渦巻きまくる短編集)
さっさ
どうも、さっさです。
東野圭吾の小説『探偵倶楽部』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
Contents
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あらすじ
「お母さん、殺されたのよ」―学校から帰ってきた美幸は、家で母が殺害されたことを知らされる。警察は第一発見者である父を疑うが、彼には確かなアリバイがあった。しかしその言動に不審を抱いた美幸は、VIP専用の調査機関“探偵倶楽部”に調査を依頼する。探偵の捜査の結果、明らかになった意外な真相とは?冷静かつ迅速。会員制調査機関“探偵倶楽部”が難事件を鮮やかに解決。
BOOKデータベースより
黒っぽいスーツの男女2人組(男は30代半ば、女は20代後半で美人)が探偵倶楽部の探偵として5つの事件に顔を出します。
上記の事件は3つ目ですが、それぞれの事件は繋がっていないので、最初から順番に読んでいけば大丈夫。
探偵たちはあくまで脇役。
描かれるのは事件に関わる人たちのお金や愛憎のことが中心です。
この本のここが良かった
5つの事件とも、お金・権力・愛憎が絡んだもので、人間の欲望がよく表現されています。
短編集なので、限られたページの中で登場人物の特徴や事件解決までの流れが分かりやすくなくてはなりません。
そんな縛りの中で、登場人物の特徴であったり、闇の部分であったりが分かりやすく描かれています。
資産家や大企業の人たちのくだりを見て、自分の環境を振り返ることができるのがいいですね。
お金や権力や恋愛を欲しいままにしたところで幸せ慣れるとは限らないことがよく分かります。
そういうことを追体験できるのはgoodです。
やっぱりお金や愛憎が絡んだ話は分かりやすいですね。
もし自分ならどう振る舞うか、といいシミュレーションになります。
こんな人にオススメ
・お金とか愛憎のドロドロの争いが見たい!
・探偵に興味がある!
・短編集が好き!
・ミステリーが好き!
・東野圭吾が好き!
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