【読了記録】氷舞 新宿鮫6/大沢在昌(晶と初のギクシャク)
どうも、さっさです。
大沢在昌の小説『氷舞』を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。
青字をタップすると、Amazonの商品ページに行けます。
読んだきっかけ
AmazonのKindle Unlimitedで『新宿鮫1』を発見してからハマりました。
3巻まではKindle Unlimitedで読めます。
以降はKindle版で買って読み続けています。端末はKindle Oasisを使っています。高いので買う時には勇気がいりましたが、今では手放せないものになっています。スマホより手元に置いてるかもしれません。
新宿鮫は12巻まであるので、まだまだ楽しめますね。
ジャンルはハードボイルド。暴力とエロが淡々と描かれるシーンがあります。
ドラマ『相棒』にエログロが追加されたような印象で、今の僕には面白いです。もちろん『相棒』も好きで全話見ています。
あらすじと感想
西新宿のホテルで元CIAのアメリカ人が殺された。鮫島は、事件の鍵を握る平出組の前岡を追うが、公安警察からの横やりが入る。背後には元公安秘密刑事・立花の影が―。捜査の過程で鮫島は、美しく孤独な女・杉田江見里と出逢い、惹かれていく。鮫島が事件の核心に迫っていくと、警察の暗部が明らかに―。圧倒的なスケールで物語が展開するシリーズ第6弾。
「BOOK」データベースより
アメリカ人殺しの捜査を公安に邪魔される鮫島。それでも突き進んでいく中で、巨大組織の闇が暴かれるという、ドラマ『相棒』でもたまにやる面白い流れです。
でも、それよりも個人的に大事件なのは、鮫島の浮気疑惑。
冒頭で鑑識の藪と共にステージを見つめる鮫島。そこではマホ(杉田江見里)が1人で幻想的なストーリーを語り、多くの観客を惹きつけていました。
後に捜査で江見里に会うことになった鮫島。バンド「フーズハニィ」のボーカルとして売れてしまった恋人・晶となかなか会えない状況の中で、江見里に惹かれている自分を隠しきれません。しかも呼ばれたのは深夜、一人暮らしのマンションです。
晶は晶なりに悩んでいました。売れたいと思っていて実際に売れたら、なんだか楽しくないと言うのです。売れたら手に入るものが多い分、失うものも多いし、不自由な思いをするもの。もう元の生活には戻れないことをボヤいていました。
いつものスナックで鮫島と久々に再会するも、他の客にサインをねだられた晶がうんざりする場面も。
ストーリーは東野圭吾の小説『眠りの森』に似ています。刑事となった加賀恭一郎が事件の鍵を握るバレリーナに恋をしつつも追い詰めなければいけないという感じ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は大沢在昌の小説『氷舞 新宿鮫6』の読了記録でした。
ここまで読むと、正直ヤクザとか麻薬、悪役っぽくなってしまう警察官僚たちに慣れてしまいます。
そんな中での鮫島の浮気疑惑。この点が読むモチベーションになったのは、僕だけでしょうかね。
実は既に次巻『灰夜 新宿鮫7』を読み始めています。
冒頭では鮫島がどこかに監禁されている場面からスタート。これまでにない始まりで、ドキドキワクワクです。
読んだらまた感想を書きます。
それでは、また。