スマホのせいで勉強に集中できない!という人、解決しましょう。
スマホを使い始めてから、成績が明らかに下がり始めた人、いませんか?
テストの点数が明らかに下がった人で「スマホを買ったから勉強に集中できなくなった」というケースがあります。
以前は「高校受験が終わったら、ケータイを買ってもらえる」という人が多かったです。しかし、ここ数年(この記事の執筆は2020年10月)は中3のスマホ所持率がほぼ100%になっています。
塾では勉強法の指導もしているのですが、スマホに勉強時間を奪われているとなると、さすがに太刀打ちできません。
スマホに時間を奪われてしまう理由 「手軽に快感を得られるから」
結論からいうと「手軽に快感を得られるから」。
中学生から話を聞いていると、「ゲーム・SNS・動画(YouTube)」に夢中になってしまう人が多いです。
この3つで手軽に快感を得ているから、やめられないんですよね。
しかも、その快感は短く終わって、さらなる快感を求めます。画面をタップする手は、もう止まりません。
電車通勤をしていた頃、車内では多くの人がスマホを見ている光景を見てきました。たいていゲームかSNSです。大人ですらずっと見てしまうのですから、多感な時期であれば、さらに夢中になって見てしまうと思います。
小さい子どももYouTubeを見ています。勉強のためにYouTubeをいかに制限できるかがポイントですね。
スマホに時間を奪われてしまう人は、もう意志や根性ではどうにもなりません。
スマホで色々やっていると、あっという間に時間が過ぎていきます。
ゲームを進めたり、SNSで自分の投稿の反応を見たり、有名人の投稿にいいねをしたり、YouTubeで気になる動画を見続けたりと、もうキリがありません。
どう使うかを考えるより「使わない・見ない」を優先すべき。
「通知を切る」「アプリをインストールする」といった、何かをするのではなく、しない方向の対策が良いです。
これは元Google社員のジェイクナップ、元YouTubeプロジェクトに関わったジョン・ゼラツキーの2人が『時間術大全』で言っていることです。
人の時間を奪うことに頭を使ってきた天才2人が、口をそろえてそう言っているのですから、間違いありません。
具体的にできること
すぐにできることを伝えるので、よかったらやってみてください。
通知を切る。できたら全部。
通知のたびにアプリを開いていると、それだけで集中力が切れて消耗してしまいます。
せめて通知が来ても鳴らないようにしましょう。そして通知センターに表示されたものを、後でまとめて見ればいいのではないでしょうか。
SNSをチェックするタイミングを決めて、それ以外は見ない。
InstagramやTwitterなどですね。
見るタイミングを決めて、それ以外の時は見ないようにしましょう。
避けたいのが、起きたときと寝る前です。起きたときは、せっかくリフレッシュした脳が消耗してしまうのがもったいないです。寝る前はあんまり見すぎると眠れなくなってしまいます。
ゲームはログインして終わりにする。
テスト期間中であれば、ログインしてアイテム回収をしたら、終わりましょう。
アプリをしまう。
iPhoneだとアプリを長押しすると、ブルブル震えて移動や削除ができます。
長押ししたアプリを別のアプリに重ねると、箱が現れます。
その箱に見てしまいがちなアプリをどんどんしまっていくんです。
こうして、ホーム画面からアプリが見えないようになって、タップしようという気持ちが少しおさまります。
その箱の名前は自動で決まりますが、気になる人は「ゲーム」「便利ツール」とうまくジャンルごとになるように、箱を複数作っていきましょう。
まとめ
スマホの使用を制限するときは、いかにうまく使うかというよりは、「しない・捨てる」という方向のことを考えるのがポイントです。
スマホは便利なアイテムですが、使いながら勉強もがんばるというのは、無理なように思います。不便にして遠ざける方向で考えましょう。