東野圭吾

【読了記録】むかし僕が死んだ家/東野圭吾(たった2人で306ページ!)

さっさ

どうも、さっさです。
東野圭吾の小説『むかし僕が死んだ家』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。

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あらすじ

「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは…。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。

「BOOK」データベースより

私(男)は同窓会で元カノの沙也加と再会。

沙也加は「あなたしかいない」と、私に相談を持ちかけます。

沙也加には小学生になる前の記憶が全くありませんでした。

その謎を解く手がかりは、父親が釣りに行く、と嘘をついて通っていた長野の山奥にある家。そこに行けば何か思い出せるかもしれない。

2人はその家に行ってみることにしたのでした…。

感想

・登場人物がたった2人で306ページ!

2人で謎の家に向かって、ずっとあれこれやってると思ったら、いつの間にか謎が解けて終わりました。すごい。

東野作品は、大体あちこちに視点が移って、真相にじわじわ迫っていくもの。加賀シリーズとかガリレオシリーズとか。それとは違って新鮮でしたね。

「えっ、2人だけでこの話終わらせたやん」というのが、率直な感想です。

内容よりもその技巧の方が印象に残りました。

この読後感、気持ちいい。

読んでよかった。

・元恋人同士というのが、なんかくすぐる!

山奥の家で謎を追う中で、一緒に食事をしたり、一緒に寝るの?寝ないの?という場面があったりします。なんかくすぐられます。

男女間のもつれは、いつも気になりますね。

この2人がヨリを戻すのかどうか。

ちなみに沙也加には娘が1人いて、実家に預けています。旦那はアメリカに出張中で半年は帰って来ません。

チャンスといえば、チャンスですよね。うふふ。

・家の謎にはビックリ仰天!

誰も住んでいないのに、そこまで埃が積もっていない家。

その家には電気が通っていません。

沙也加の父はなぜこの家に通っていたのか。

「私」は家が建っている向きにも違和感も持ち始め…。

謎が明らかになった時の驚きは半端ないものがありました。

これは他の作家の小説ではなかなか味わえません。

まとめ

いかがでしたか?

今回は東野圭吾の小説『むかし僕が死んだ家』の読了記録でした。

ミステリーと恋愛が絡んで、最後まで一気読みでした。

映像化してほしいなあ。

家の謎と、私と沙也加の微妙な関係を追いかけるのは、映像でも十分面白いと思います。

それでは、また。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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