【読了記録】黒笑小説/東野圭吾(○○小説の中で一番好き)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の小説「黒笑小説」読了記録。
「○○小説」シリーズの中で一番面白かったです。
あらすじと感想
作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。「賞をもらうために小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲しくて欲しくてたまらない。一方、編集者は「受賞を信じている」と熱弁しながら、心の中で無理だなとつぶやく。そして遂に電話が鳴って―。文学賞をめぐる人間模様を皮肉たっぷりに描いた「もうひとつの助走」をはじめ、黒い笑いに満ちた傑作が満載の短編集。
「BOOK」データベースより
読書をしていると、作家の世界にも興味が出てきます。あわよくばワンチャンなれないかな、と。賞が欲しくてたまらない作家の話は印象的。なかなか簡単になれるものではないし、ピークを過ぎると面白いものが書けなくなってしまうものでもあると分かります。でもワンチャンなれないかな。
この他にも、色物系として「巨乳妄想症候群」「インポグラ」「モテモテ・スプレー」「ストーカー入門」といった話があります。全部面白い。
「巨乳妄想症候群」は、おっぱいが好きすぎて、誰でも巨乳に見えてしまう。そしておじいさんの禿頭でも巨乳に見えてしまって困るという話。
「インポグラ」はバイアグラの逆の薬。誰が買うのかと思いきや、意外な使い道がありました。これは男性にとっては恐ろしい代物。女性にとっては恋人や夫をつなぎ止めておくのにいいかもしれません。
「モテモテ・スプレー」はどうしてもモテない男が、スプレーをつけている時だけモテるようになるというお話。スプレーの効き目がなくなると、途端に女性がこちらに興味を示さなくなってしまいます。
他にも「シンデレラ白夜行」というお話もあります。既に「白夜行」を読んでいましたので、興味深く読ませてもらいました。面白かったです。
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