「マスカレード・ナイト」[東野圭吾]序盤のあらすじと感想
さっさ
さっさブログ
どうも、さっさです。
東野圭吾の小説「カッコウの卵は誰のもの」を読みました。
「魔球」「鳥人計画」に次ぐ、3作目の長編スポーツミステリー。
往年のトップスキーヤー緋田宏昌は、妻の死を機に驚くべきことを知る。一人娘の風美は彼の実の娘ではなかったのだ。苦悩しつつも愛情を注いだ娘は、彼をも凌ぐスキーヤーに成長した。そんな二人の前に才能と遺伝子の関係を研究する科学者が現れる。彼への協力を拒みつつ、娘の出生の秘密を探ろうとする緋田。そんな中、風美の大会出場を妨害する脅迫者が現れる―。
「BOOK」データベースより
緋田が海外にスキーの武者修行に出ている間に、妻は風美を出産…と思っていたら、実は流産していて、風美が生まれた記録が病院にないことが分かりました。
自分と同じように、世界で活躍する選手を親子で目指していたはずでした。自分に似ているからスキーの力もあると思って指導していたのに、実の親子ではないことが分かります。
緋田は風美を不安にさせたくなくて、内緒で出生の記録をたどることにするのです。
顔が似ていないから実の親子ではないかもしれない、って「分身」と始まりが似ていますね。
最後まで読めば「そういうことだったのか」とスッキリします。ですが、途中で自力で謎が解明できる人がいるとは思えません。それくらいどんでん返しの応酬が待っています。