ブルータスの心臓/東野圭吾 序盤のあらすじと見どころ(死体を大阪から東京まで3人がかりで運びます)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の小説「ブルータスの心臓」読了記録。
2日で読み終える面白さでした。ごちそうさまでした。
読んだきっかけ
もともと東野作品を手当たり次第に読んでいて、もう60以上の作品を読んでいます。
同じ出版社の前作「殺人現場は雲の上」を読んだので、次はこれだな、と。
他の作家の小説も読みますが、結局東野作品がいいよね、と立ち返るところがありますね。
東野作品は、何を読んでも面白いです。
序盤のあらすじ
最新ロボットの研究者であり野心家の末永拓也は、勤務先の創業者令嬢・星子との結婚を目論んでいた。だがある日、遊び相手の康子から妊娠を告白される。困惑する中、星子の兄・直樹から、康子殺害計画を持ちかけられる。直樹もまた康子と男女関係にあり、妊娠をネタに脅迫されていたのだ。綿密に計算された完全犯罪は、無事成功するかに思われたが、驚愕の事態が発生する。
「BOOK」データベースより
プロローグとして、高島勇二という男が、工場の組み立てロボットの誤動作によって死亡する事故が描かれます。
末永拓也は滋賀県出身。
生まれて間もなく母は亡くなりました。
拓也は酒好きの父のことを嫌っていました。
幼い頃に酔った父に突き飛ばされて、柱に頭をぶつけました。
右耳の近くにできた2センチの傷がずっと残っています。
拓也はこんな家から抜け出してやる、と東京の国立大学に合格。
その在学中に父親は亡くなります。
MM重工という会社と協力してロボットの研究をしていた縁で、拓也はそのままMM重工に就職します。
創業者の娘と結婚することが出世の近道だと思った拓也は、星子という女に近付きます。
拓也には悩みがありました。
康子という遊び相手の女が、妊娠してしまったのです。
康子は拓也が社内で近づきたかった、宗方専務の事務員。
拓也は康子から宗方の情報を得ているうちに、親しくなったのです。
その甲斐あって、拓也は宗方にだんだん気に入られる存在になっていきます。
康子に妊娠を公表されたら、拓也の立場は危うくなってしまいます。
同じ頃に開発室室長で星子の兄でもある仁科直樹も、康子と男女関係にあり、拓也と同じように妊娠をネタに脅されていました。
もう1人、橋本という社員も同じ状況でした。
3人は話し合って、康子を殺すことにします。
大阪で殺して、車で名古屋、東京へと3人がリレーして運んで、それぞれのアリバイを作っておこうとしたのです。
名古屋を出た拓也は、東京で橋本へバトンタッチ。
死体を橋本の車のトランクに運ぼうとしたら、毛布がめくれて遺体の一部が見えます。
なんとそれは…。
見どころ
・プロローグで死んだ高島勇二のロボット事故の真相とは?
・高島勇二とはそもそも何者なのか?
・康子のお腹の中にいる子供の父親は誰なのか?
・末永拓也の創業者令嬢と結婚する野望の行方は?
以降も気になることがどんどん出てきて、読むのをやめにくくなります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は東野圭吾の小説「ブルータスの心臓」の序盤のあらすじと見どころでした。
気になることがいくつも出てきて、僕は2日で一気読みしてしまいました。
ネタバレをしないのがこのブログのポリシーですが、序盤しか紹介できないのが本当に残念で悔しい作品です。
「東野圭吾でオススメは?」と聞かれたら、しばらくはこの作品をプッシュすることにします。
それでは、また。