「どちらかが彼女を殺した」[東野圭吾]あらすじ(どっちだー。分からん!)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾の推理小説「どちらかが彼女を殺した」あらすじと感想。
人気の加賀恭一郎シリーズ3作目。
1996年6月6日に単行本、1999年5月15日に文庫本が刊行。文庫本は252ページ。読みやすい長さです。
この作品は、犯人当てを読者に委ねる東野作品では珍しい形になっています。
犯人は2人に絞られるのですが、ついに最後まで名前が明かされずに終わってしまうのです。
さらに、文庫本では犯人を推理するための重要な言葉が消されていて、難易度が上がっています。
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この作品は脱稿するのに、ものすごく苦労したそうです。
編集者にまず見せて、誰が犯人だと思うかを聞きます。外れたらまた手直しをして別の人に見せて、、、と繰り返してちょうどいい具合になるまで微調整を繰り返したそうですよ。
あらすじ
愛知県豊橋署の交通課に勤務する和泉康生。
東京に住む妹・園子から電話をもらいます。「明日帰れたら帰る」という内容でしたが、結局園子は帰ってきませんでした。
電話では「お兄ちゃん以外、誰も信じられなくなっちゃった」という言葉を残しています。心配になった康生は園子のマンションを訪ねることにしました。
するとそこには、園子の死体があったのです。
体にはコードがつけられていて、時間が来ると電気が流れてショック死するように仕掛けられていました。
部屋の状況から見て、康生は他殺だと確信。自分で復讐するために独自に捜査を行います。
2人の容疑者
園子の恋人、佃潤一。
園子の親友、弓馬佳世子。
康生が出した結論。
潤一と佳世子は男女の仲。園子の存在が邪魔になって殺害したのではないか。
加賀はわずかな痕跡から、事件の真相に迫っていきます。康生より先に真相に到達することで、康生に復讐を思いとどまらせようとしたのです。
佳世子の言い分
園子を殺害するつもりで彼女の家を訪れました。しかし、途中で思いとどまります。結局園子は自殺してしまったのです。
潤一の言い分
殺そうとは思ったが、思いとどまりました。園子は自殺したのです。
康生も我慢の限界。
そこに加賀が現れて、1つ1つ丁寧に推理していきます。
果たして犯人はどちらなのでしょうか?
感想
僕は文庫本で言葉が削られていたことを知らずに、ずいぶん悩みました。単行本ではその言葉があるので、推理しやすいみたいですね。
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