「なぜランチタイムに本を読む人は、成功するのか」[中谷彰宏](読書している人って、魅力があるんだよね。)
どうも、さっさです。
今回は中谷彰宏の「なぜランチタイムに本を読む人は、成功するのか」を紹介します。
2016年1月5日単行本発行。Kindle版もあります。
最近、本を読んでいますか?
本を読む人と読まない人では、生きる世界が分かれます。
それは、お金を持っているか持っていないかではありません。学歴や才能も関係ありません。電車の中でも、スマホを触っている人と、本を読んでいる人でくっきり分かれています。
本を読む人の格差が知性の格差となって、結果、収入の差につながるのです。
この本から学べること5選。
みんながスマホを出している時が、本を読むチャンスだ。
「時間がない」と言う人も、「スマホを見る時間がない」とは言いませんよね。
電車の中や信号待ち、ちょっとした時間に本を読めばいいのです。
体感では、電車の中では8割の人がスマホ、1割が寝ていて、1割が読書という感じです。
今はスマホでも読書ができますが、そうしている人はほとんどいません。大体男性はゲーム、女性はSNSです。
みんながスマホを出している時が、本を読むチャンスです。
「読書より、実践だ」と言う人は、勉強していないお医者さんにかかりたいか。
「本を読むより、実践だ」と言う人がいます。
でも、最近の本を読んでいないお医者さんに手術されたいかと聞いたら、きっと怖いですよね。
読書と実践は、両方を高速に回転させることが大切です。
どちらか一方だけ、ということはないのです。
読書→実践、実践することによって、また勉強したくなって読書するというスパイラルを高速でやるのです。
「読書より実践だ」と言う人は、それほど実践していないのです。
教えてもらったら、すぐに買う。
面白い本を紹介されると、お金持ちの人はすぐにスマホでその場で買います。
「帰り道に買おう」と言っている人は、その時点で遅いのです。
一番遅い人は、「読み終わったら貸して」と言います。この人はチャンスを無くします。
本を読む人は、教えてもらうとその場で買うのです。
「読み終わったら貸してください」と言う人は、その本は買うほどの価値がないと思っているのです。
これは、「この人の本の情報にはそれほどの価値がない」と言うことを相手に示しているのと同じです。
面白い本を教えてもらっても、買わずに読もうとする人は、結果的に損をしているのです。
うまくいかないのは、学歴・経験のせいではない。勉強が足りないだけだ。
自分が社会に出て、うまくいかないのは学歴のせいだ、というのは間違いです。この考え方では、また無駄な時間を過ごしてしまいます。
社会に出てうまくいかないのは、学歴がないからではなく、勉強していないからです。学校に行こうが行くまいが、勉強はできます。
学歴にコンプレックスがある人が逆転する方法は、仕事をしながらでも勉強することです。
一番勉強できる方法は、本を読むことです。
さかなクンは、東京水産大学を受験して落ちています。魚以外の勉強をしていなかったからです。
そのさかなクンが、今では東京海洋大学(旧・東京水産大学)の名誉博士になっています。
こうなると、受験勉強や学歴って、一体なんだろう?となります。
面白くないのではない。面白がり方がわからないだけだ。
実際は「面白くない本」はありません。
面白さがわからないだけなのです。
僕は最近「推し、燃ゆ」を読みました。
どんな内容かは分からず「芥川賞を受賞した本を読んでみたい」というミーハーな気持ちだけで買いました。
そうしたら、拍子抜けしてしまったのです。
芥川賞とは、純文学の新人に送られる賞であること。
純文学とは、文字の並びや心情・情景の切り取り方を楽しむもの。
こういうことを知らずに読み始めてしまったのです。
本を読むことで、面白がり方を覚えることができます。
本をたくさん読むことで、面白い本が増えます。
本を面白がれるようになれば、毎日の生活も面白がれるようになってきます。
まとめ
いかがでしたか。
読書は冒険です。
読んだ本がハズレなことがあります。思った内容と全く違うのです。
だからといって、命までは取られません。たかだか1000円、2000円でできる無謀なギャンブルが楽しめるのです。
本の中では、スパイにもなれますし、超能力者にもなれるのです。
本を読むと、いろんな人生を歩むことができるのです。
本を読むためのエネルギーがもっと欲しい人は、この本をぜひ読んでみてくださいね。