「大人のスピード勉強法 時間がない人の66の具体例」[中谷彰宏](速くやってしまおう。)
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どうも、さっさです。
今回は中谷彰宏の「大人のスピード勉強法」
1999年12月16日初版発行。
この本のポイントはズバリ「速くやる」「本は薄いのをすぐ買う」「アウトプットが大事」ということ。
アウトプットについては、精神科医の樺沢紫苑先生が「アウトプット大全」の中で散々解説しています。
アウトプットはめちゃくちゃ大事です。
それを中谷さんは1999年時点で、すでに言っています。
やっぱり勉強の成果って「言えるか、書けるか」なんですよね。
学生であれば教科書を眺めて満足してしまわないようにしなきゃ、ですね。
著者紹介 中谷彰宏
1959年大阪府生まれ、早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社し、CMプランナーを務める。91年、独立、(株)中谷彰宏事務所を設立。著書は、『なぜあの人は人前で話すのがうまいのか』『なぜあの人は整理がうまいのか』(ダイヤモンド社)など、800冊を超す。「中谷塾」を主宰し、全国で、セミナー・ワークショップ活動を展開。2008年からは自社でも、「中谷塾」ブランドの書籍を刊行している。
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作品が一気にチェックできます。
グッとくるところ6選
スピードを上げるから、勉強できる。
「勉強したいんですが、なかなか時間が無いんです」と言う人が多い。
なんで勉強ができないのかという問題は、子供よりも大人になってからの方が重要です。
なぜなら、勉強は社会に出てからの方が必要だからです。
社会へ出たら、「勉強しなさい」とは誰も言ってくれません。
世の中はどんどん進歩していますから、それに合わせて自分をどれだけアップデートしていけるかが重要です。
大人は仕事もあれば、付き合いもあります。
大人の勉強法に欠かせないのは、スピードです。
大人のスピード勉強法を身につけることが大事なのです。
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時間ができたら、じっくりやる。
こういうスタンスの人は、一生始められません。
せっかく始めても、続きません。
時間はこの先もずっとありません。
歳をとると体力の問題も出てきます。
やれる時に1歩でも進めることです。
薄い本で、とにかく速く読む。
勉強する時には、本の選び方や読み方で、スピードの差がついてきます。
勉強するにはどの本がいいかと悩んだ時、ほとんどの人は分厚い本を選びます。
これは間違いです。
薄い本でとにかく速く最後まで読み、全体像を把握してしまうことが大事なのです。
ところが、つい厚い本の方が得だと考えてしまいます。
薄い本でも間違ったことは書いていません。
むしろ、エッセンスをコンパクトにまとめてあるのです。
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例えば、大河ドラマで渋沢栄一が描かれますね。
渋沢栄一のことをよく知らない人が予習しようと思ったら、マンガやビジュアルブックがオススメ。
本ほど安いものはない。モタモタ読んでいる方が、時間のムダ使い。
本の値段が高いと言う人がいますが、本ほど安いものはありません。
たった1000円や2000円で、その人の人生に影響力を与えるほどの大きなものが得られれば、こんな安いものはありません。
本1冊の値段が高いと言う人は、意外に時間をムダにしていることが多いのです。
本を「高いな」と思って無理して買っても「意外につまらなかった」「何も得られなかった」という時は、その本は最後まで読まないで捨てて、次に移ってください。
この時に失ったものは1000円か2000円でも、少なくともその本に付き合わされる時間を失わずに済みます。
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「情報はネットで十分」という人は、大きく損をしています。
ネットの情報は正しいかどうか分かりません。
チェックされずに拡散することもあり、日本語が間違っていたり、読んでいて違和感があったりします。
本を手に取って、直感めいたものがあったら、すぐに買うことです。
本の全部を理解することが目的ではない。わかるところが得るものだ。
本を読んでいて、わからないところが出てきたら、そこは捨てていいのです。
本は、今あなたの人生に必要なものを得るために読んでいるのです。
わからないところは、捨てていいのです。
わかるところに得るものはあります。
同じ本でも、読むタイミングが違えば、読み方もまた変わってきますから、2回連続で読んでもいいのです。
2回目に読んだ時に、1回目にわからなかったことがわかったりします。
「この本にはこういうことが書いてあった」ということと、作者が伝えたいこととが一致している必要はありません。
自分の抱えている課題の答えが出てくることが、一番大事です。
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「本は全てに目を通さなければならない」と思い込んでいる人は多いです。
読んだ冊数が多い人は、ピンとくるところだけを読んで、カウントしています。
小説であっても、本筋と違うところや興味がないところだと分かれば、サーっと通り過ぎていいのです。
勉強が足りないのではない。勉強の仕方が間違っているのだ。
勉強の成果が出るか出ないかは、頭がいい悪いとは関係ありません。
せっかくコツコツ勉強しているのに成果が出ないという人は、そもそも勉強の仕方を間違えているのです。
成果を出している人を見て、「あの人は頭がいいけれども、自分は頭が悪いから成果が出ない」と言い訳してはいけません。
そこで諦めてはいけないのです。
まずは勉強の仕方を覚えることです。
浪人してでも大学に受かろうという人は、受かりません。
勉強ばかりしていて、東大に合格すればいいかというと、決してそうではありません。
色々なことをこなしながら、いかに最低ラインをクリアして合格するかが、一番頭のいい子のやり方です。
頭のいい子は、自分の時間を作りたいために、決められた時間に集中して勉強します。
人は、時間を短縮しようとする時に頭を使うのです。
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子供が「勉強しなさい」と言われるのは、「勉強のコツを見つけるために、まずはたくさんやりなさい」ということです。
やっていくうちに、短時間で勉強する方法を身につけることです。
人生の価値は、アウトプットをどれだけしたかで決まる。
人の価値は、その人が何をどれだけアウトプットしたかで決まります。
どれだけ勉強したかではありません。
単なる自己満足の勉強で終わったことではなくて、それをアウトプットしていくことに、人間本来の付加価値があるし、その人が生きてきた意味があり、その人のメインテーマがあるわけです。
アウトプットで、その人が何をしてきたかがわかります。
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学生の勉強でも同じです。
人に説明できるレベルまで勉強して、初めて覚えられたといえます。
結局、人に説明できないのであれば、覚えたことにはならないのです。
まとめ
いかがでしたか?
「どうせやっても、、、」
「頭が悪いから、、、」
本当はやりたいことがあるのに、やらない言い訳をしていませんか?
まずはやってみませんか。
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