「人生が本当に変わる「87の時間ワザ」時間術大全」[ジェイク・ナップ、ジョン・ゼラツキー](本当に時間が作れますよ)
どうも、さっさです。
今回は「時間術大全」
スマホのいじり過ぎで時間を取られすぎているあなた。これは神本ですよ。
こんな人に向いています。
- 忙しくて時間がないあなた。
- ついスマホをさわって、時間を無駄にしてしまうあなた。
- 「時間がもっとあればいいのに」と思うあなた。
読んだきっかけ
著者について
ナップ,ジェイク
Amazonより
著術家、IDEO客員研究員。
Googleで、あらゆる仕事を最速化する仕事術「スプリント(デザインスプリント)」を生み出し、Gmailの改良に生かすなど大きく貢献。その後GV(旧グーグル・ベンチャーズ)のデザインパートナーとして、スプリントをスラックやウーバー、23andMeなどで150回以上にわたり実行し、プロダクト構築を助ける。
2017年より現職。
現在もレゴ、ニューヨーク・タイムズなどにスプリントをコーチングしている。
スプリントは世界中に広まり、国連や大英博物館を含む多くの企業や組織が事業戦略として活用している
ゼラツキー,ジョン
Amazonより
YouTube、Googleなどのテクノロジー企業で、デザイナーとして「時間」を再設計するミッションに没頭してきた。
GVのデザインパートナーを経て、現在は「ウォール・ストリート・ジャーナル」「タイム」「ハーバード・ビジネス・レビュー」「WIRED」他で執筆。ハーバード大学、IDEOなどの舞台に100回以上にわたって登壇するなど、スピーカーとしても活躍している
GoogleとYouTubeで活躍し、さぞかし忙しくて時間がなかったであろう2人が書いています。
「人の時間をいかに奪うか」ということを考え続けた2人が、「自分の時間を作るには」という内容を書いているのが、興味深いですね。
現代人が参考にしたい時間術
ハイライト(その日の優先事項を選ぶ)
「緊急性・満足感・喜び」この3つを基準に、ハイライトを選ぶ。
とはいえ、直感を信じて最高のハイライトを選ぶことだ。
そのうちコツがつかめるし、いくらでもやり直していい。
書く。
計画を書き出すことには、魔法のような力がある。
書く習慣がない人は、これだけで人生が変わります。
書いてみると、意外とやることが少なかったり、「これだけでいいのか」とすっきりしたりします。よくみると人に頼めばいいこともあったりして、いいことが多いですね。
やるかもしれないリストも書く。
頭に浮かぶあらゆることを全て書き出して、やることを選ぶ。
書くときには、字のていねいさやレイアウトなんて考えずに、とにかく全て書き出しましょう。
ひと通り書き出したら、優先順位を決めて、その日にやることを決めます。
慣れてくると、書かなくても習慣になってきて、自然とやるべきことをやるようになります。
レーザー(ハイライトに1点集中すること)
集中すること。これが難しい。
「意志力」だけでは、絶対に集中できない。
アップルによれば、平均的なiPhoneユーザーは1日に80回もロック解除する。
本文より
「注意散漫」が新しいデフォルトになっているのだ。
僕らはあなたが立ち向かっているものの実態を知り尽くしているから言っているのだ。
Gmailの「粘着性」を高め、YouTubeの視聴時間を最大化した2人が、こうやって言うので、間違いないですね。スマホをいかに不便にして遠ざけるか、というのがポイントのようです。
気が散らないiPhoneを試す。
SNS、ゲーム、動画、ニュースのアプリや、メールアカウントを削除してみる。
24時間でいいから試してみよう。
僕もやってみましたが、消しても意外と困らないアプリは複数あります。1つでもやってみる価値はあります。
「通知」をオフにする。
通知はノンストップの注意泥棒。
48時間とか1週間とか試してみるべし。
僕は試した結果、TwitterとInstagramだけ通知をオンにしています。
ブログの更新と連動させているので、この2つだけは切れないですね。
電話、メッセージ、LINE、メール、その他アプリの「通知」は全て切っています。
反応のタイミングを自分主導でやれれば、集中力が途切れることが減ります。
腕時計をはめる。
スマホで時間を見るクセがついている人は、試す価値があります。
時間を見るだけなのに、不要な通知や気になるアプリに引っ張られて、時間を使ってしまうこと、ありますよね。
腕時計をはめれば、そんなことは無くなります。
チャージ(体のケアをして、脳を回復する)
休んで回復すれば、レーザーにエネルギーを費やすことができます。
あなたのバッテリーが0%のときというのは、
「思考停止したまま、いろんなアプリをサーっと見ているとき」です。
こういうときは、しっかり回復しなければなりません。
毎日運動する。
10分でいいです。体を動かしましょう。
完璧思考に気をつけて!
何かをするときに、100%か0%かという考え方の人は、その思考をいったん捨てましょう。
運動は歩いたり、ストレッチをしたり、階段を上下したりで十分です。
忙しい現代人には、それ以上のことって、わざわざ意識してやらないとできませんよね。
これだけのことで、脳がスッキリするのですから、やらない理由がありません。
超短ワークアウトをねじ込む。
短時間の高負荷運動も効果的です。
「腕立て伏せや腹筋、スクワットをやれるだけやって休む」
「ニューヨーク・タイムズ」紙はいくつかの新しい科学研究をまとめて、こう書いている。「7分程度のきつめの運動は、軽い運動を1時間以上かけて行うより効果が高いようだ」。
本文より
こんな夢のようなワークアウトがあるんですね。
チューニング(これまでやってきたことをカスタマイズする)
結果を記録する。
小さな変化が大きな変化を生むと信じる。
やはり継続がコツですね。
まとめ
「時間を作る」というのは、何か新しいことを始めるのではなくて、既に使っているスマホの使用量を減らそうというものでした。
「捨てる」という考え方は、他の本でも書かれていますが、勇気を出して捨てられるようになりたいですね。
個人的には、スマホの影響で勉強ができなくなってしまっている小中学生が気になります。本能レベルで抑えることができないスマホとどう向き合うのか。これはまだまだ議論が必要です。