【読了記録】インビジブルレイン／誉田哲也
さっさ
さっさブログ
【読了記録】ブルーマーダー／誉田哲也
さっさ
どうも、さっさです。
誉田哲也の小説『ブルーマーダー』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
姫川玲子シリーズ6作目。
菊田、結婚！
スポンサーリンク
あらすじと感想
あなた、ブルーマーダーを知ってる?この街を牛耳っている、怪物のことよ。姫川玲子。常に彼女とともに捜査にあたっていた菊田和男。『インビジブルレイン』で玲子とコンビを組んだベテラン刑事下井。そして、悪徳脱法刑事ガンテツ。謎めいた連続殺人事件。殺意は、刑事たちにも牙をむきはじめる。
「BOOK」データベースより
池袋で暴力団組長の撲殺死体が見つかるところからスタート。
池袋署に転属した姫川が捜査を開始します。
今作の1番の驚きは菊田の結婚。
姫川とキスしたところまではよかったものの、それからはお互いを思いながらも結ばれませんでしたね。
ブルーマーダーと呼ばれる殺人者。
本来なら「マーダー」ではなく「マーダラー」にしないと殺人者という意味にはならないのですが、間違ったまま広まったようです。
狂気が独特で、小さいハンマーのようなもの。
対峙した人はヤクザであれ警察官であれみんなひどい目に遭っています。
今作はなんだか「新宿鮫」シリーズを読んでいるかのようでした。
暴力団やら半グレやらが、裏社会を牛耳るべく闇の権力争いをしているところに、警察のメスが入る感じ。
好きな人にはたまらないんでしょうが、僕はこの点はあんまり。
元々、表の権力争いにも興味ないのに、裏なんてもっとないですよ。
マンガだと「クローズ」とか「東京リベンジャーズ」みたいな感じでしょうか。興味ないなあ。
この小説が映像化されていない理由が分かる気がします。
暴力団絡みの事件を姫川たちが追いかけているだけ、という感じだからですね。
菊田との恋愛話もないし、日下との因縁もありません。
姫川とガンテツのやり取りは頻繁にあります。
でも、この2人の関係が平行線なのは分かっていますからね。この小説の面白さに繋がるわけではありません。
「新宿鮫」も似たようなタイミングで萎えました。
主人公周辺の人間関係が落ち着いてきて、もう跳ねようがない感じ。だったら事件や犯人で特徴的な人を登場させなければ、という感じでしょうか。
警察小説の面白さは、一見普通に見える人がなぜ殺人犯になってしまったのか、という人間模様にあると思っています。
ですので、今作のような暴力団絡みの殺人事件というのは、姫川の魅力を持ってしてもあんまりでした。
まとめ
いかがでしたか？
今回は誉田哲也の小説『ブルーマーダー』の読了記録でした。
調べたら次作『インデックス』は短編集ですが、暴力団絡みのものが収録されているようです。
だったら、いったん他の小説に行こうかな。
堂場瞬一の「鳴沢了」シリーズも並行して読んでいまして、そっちに行こうかな。
それでは、また。
Amazonで誉田哲也の小説『ブルーマーダー』をチェックする
Amazonでさっさが使っている読書端末Kindle Oasisをチェックする
スポンサーリンク
ABOUT ME
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
