【読了記録】骨灰/冲方丁(穴に気をつけないかん)
どうも、さっさです。
冲方丁の小説『骨灰』を読みました。
ネタバレ無し、ズバッと本音で振り返ります。
青字をタップすると、Amazonの商品ページに行けます。
読んだきっかけ
直木賞候補ということで。
冲方丁は以前『マルドゥック・スクランブル』を読みかけでリタイアしたことがあります。
今度は読み切りたいという思いもありますね。
この小説はKindle版で買いました。この小説は紙の本よりだいぶ安くてお得感があります。
読書端末はKindle Oasisを使っています。
あらすじと感想
大手デベロッパーのIR部で勤務する松永光弘は、自社の高層ビルの建設現場の地下へ調査に向かっていた。目的は、その現場について『火が出た』『いるだけで病気になる』『人骨が出た』というツイートの真偽を確かめること。異常な乾燥と、嫌な臭い――人が骨まで灰になる臭い――を感じながら調査を進めると、図面に記されていない、巨大な穴のある謎の祭祀場にたどり着く。穴の中には男が鎖でつながれていた。数々の異常な現象に見舞われ、パニックに陥りながらも男を解放し、地上に戻った光弘だったが、それは自らと家族を襲う更なる恐怖の入り口に過ぎなかった。
Amazon商品ページより
穴の中の男・原義一を助け出してしまったばかりに、主人公の松永光弘が家庭や職場で異常な現象に見舞われてしまう話。
結論から言うと、面白いということはありませんでした。
前回の記事から8日経っているのですが、僕のいつもの読書ペースからするとかなり遅めでした。
それだけ興味がわかず、読むのに苦労したと言えます。
確かに光弘を襲う現象は恐怖そのもの。祟りで色々ピンチになって大騒ぎです。ホラー小説に分類してもいい。
でも、これまでホラーはいくつも見てきました。
それらと比較すると、上位には来ないです。
殺人事件が無かったからかな。
まあ、41歳になった自分の感覚が麻痺してしまったのかもしれません。小説に限らず、ドラマでもスポーツでも何がどうなろうと別に…という感じには、そもそもなってしまっています(汗)。
でも映画「ディープインパクト」「アルマゲドン」とか漫画『スラムダンク』なんかはいまだに泣けますからね。
なんならこれらに限っては若い頃より涙腺がゆるいくらいで、まだ序盤なのに結末が分かってるから早めに泣けてしまうところがあります。
直木賞候補の中で言えば、これの前に読んだ『踏切の幽霊』の方がランクは上でした。
まとめ
いかがでしたか?
今回は冲方丁の小説『骨灰』の読了記録でした。
直木賞候補作品を何冊か読む試みをしています。これで2冊読みました。
時代小説の2冊は読まないとして、あと1冊現代のものが残っているので、それは読もうと思います。
それでは、また。