【読了記録】教場/長岡弘樹(鬼教官、パワハラか愛のムチか)
どうも、さっさです。
長岡弘樹の小説『教場』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
青字をタップすると、Amazonの商品ページに行けます。
読んだきっかけ
2023年3月。ドラマ「風間公親ー教場0」で鬼教官・風間公親を演じる木村拓哉が、番宣でいろんなテレビ番組に出演しているのを見て、気になりました。
たいていドラマを見るものなんでしょうけど、僕は原作小説の方が気になってしまうタイプ(汗)。
今までいろんな小説を読んできましたが、そういえば「教場」シリーズは未読だと気がついて、シリーズ5冊を買い揃えました。
白髪のキムタクが印象的で、ずっと気にはなっていたんですよね。
この頃は8冊一気に買うと、Amazonポイントが30%還元されるキャンペーンがやっていて、Kindle版で買いました。
読書端末はKindle Oasisを使っています。
あらすじと感想
君には、警察学校を辞めてもらう。この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。前代未聞の警察小説!
「BOOK」データベースより
なるほど、確かに白髪の鬼教官の話でした。
警察学校の中で、生徒同士の足の引っ張り合いがあります。
たいていの場合、誰かが敗者となり、そのまま警察学校を退校する流れ。
うまく隠そうとするも、風間には何もかもお見通し。
そんな連作短編集という感じです。
ていうか、警察学校ってこんなに荒れているんですか?
毎月のようにもめ事があって、その挙げ句誰かが退校しなければならないという感じ。
小説としての面白さは感じますが、警察学校の中身が気になりましたね。
ふーん、「教場」ってこういう感じなんですね。
キムタク演じる風間には、鬼のように厳しいところもありながら、人情に熱い場面もあります。
はっきりとした物言いは、パワハラのようにも、愛のムチのようにも思えます。
まあ、僕だったらこんな人の下につくのはイヤですけどね。別に警察でなくても、組織や規律が絶対!個人のことは後回し!という場所はどうもなじめません。
読みやすさはすごくありますね。
風間=キムタクだと思えば、文字の内容がスイスイ入ってきます。
ドラマはまだ見たことがありませんが、キムタクの振る舞いを想像すると、映画「検察側の罪人」の最上と被る印象があります。
昔「夢がモリモリ」という番組でキムタクをずっとみていましたが、風間や最上の特徴はキャラに合っていますね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は長岡弘樹の小説『教場』の読了記録でした。
調べたら、いろんな人が警察学校にいて、風間との関わりによってその後の様子が変わったり、退校させられたり、という短編の流れが2巻も続くようです。
シリーズを読んでいくとそのうち、風間自身の昔話とかありそうですね。こんなクセすごキャラの鬼教官がどのようにして出来上がったのかは興味深い。
とりあえずどんどん読んでみますか。
せっかく全部買ったことだし。
読みやすいし。
それでは、また。