【読了記録】ズッコケ中年三人組 44歳のズッコケ探検隊/那須正幹(ツチノコ探しにワクワク)
どうも、さっさです。
那須正幹の小説『ズッコケ中年三人組 44歳のズッコケ探検隊』を読みました。
ネタバレ無しの読了記録です。
読んだ経緯
近所の図書館で『ズッコケ中年三人組 それいけズッコケ40歳』をたまたま発見。
小学生の時に読んだ懐かしさと、自分が40歳ということもあり、読まない理由はありませんでした。
以降、出ているものは全部読むつもりでここまで来ました。
この小説もKindle版で購入し、Kindle Oasisで読みました。
あらすじと感想
大人の趣味を堪能するおなじみ三人組が渓谷で見つけたのは、幻の生物・ツチノコだった!?捕まえてマスコミに発表すべく、トラップを作ったり、おびきよせたりと捕獲大作戦に奔走するが、その結果は―。大好評のズッコケ中年三人組シリーズ第五弾!
「BOOK」データベースより
三人組とツチノコに関する騒動も面白かったですが、それよりもハカセと陽子ですよ。
早くくっついて欲しいなあ。今回もツチノコ捜索で近付きはしますが、また微妙な感じで終わります。
ハカセが発熱したところを、ハカセ宅で陽子が看病。
全然何かあってもいい場面。
でも何もない…んもう!
中年となった三人組がそれぞれの趣味に熱中する様子も面白い。
ハチベエは釣り。ハカセはカメラ。モーちゃんは自由律俳句。
今の僕はどれも趣味にはしていませんし、過去にも通らなかったものですが、三人の様子を見ているとなんだかかじりたくなってしまいます。
まあ、でも仮にやってみても多少かじって終わるのが目に見えているのでやめておきます。
古典や哲学の本を読み漁った結果、「全ては物理現象の結果」とか「食事と睡眠以外は重要ではない」、「人生は短い」と思うようになって、いろんな趣味を素直に楽しめなくなってしまいました。
釣りはタイミングが合えば釣れるというだけ。どうせリリースするのにどうして釣るのか。朝が早いのもなんかなあ。
カメラは好みの設定でシャッターを切るだけ。別に景色も食べ物も珍しい生き物も、わざわざ写真として残す意味とは、という感じ。
俳句はわざわざ作る意味も楽しさも分かりません。
20代の頃は何事も勉強だと思って登山とかワインもやりました。塾で社会を教えているからと、日本100名城を回ったりもしました。30代はゴルフに多少のお金を使いました。でも、いつの間にか消滅。
40歳となった今では、読書とブログの同時進行が2年以上続いています。楽しさとお金のかからなさのかけ算が一番大きいですね。
まあ、趣味について今一度考えるきっかけとなったのがいいですね。
あとがきによると、次作ではハカセと陽子の関係に一つの結論が出るということです。
楽しみです。
それでは、また。