WordPressでブログを開設して1年2ヶ月の男の頭の中を公開します。
・小説に興味がなくなった自分に戸惑いました。
かつては東野圭吾作品を100冊全制覇して、序盤のあらすじや見どころ、感想を全部ブログに書くつもりでした。書評ブログに振り切ろうと、サイト名も「さっさライブラリー」にしていました。
でも70冊読み終えた時点で、「あ、卒業かな」と思ってしまったのです。何も思わなければ、もう書く価値も意味もありません。
結末はだいたいハッピーエンドと決まっています。殺人事件なら動機はたいてい「金、愛憎、復讐、保身、たまたま」のどれか。他の作家や最新の話題作や受賞作品、どの作品を読んでも「またか」となってしまったのです。
隠された過去や人間関係が明らかになっていくことも楽しみながら読んでいましたが、これも「またか」と驚きや意外さを感じなくなってしまいました。
パターンを知ってしまうとその場を楽しめないことがあります。小説がまさにそうなってしまったのです。これは個人的に大事件でした。
同時にドラマや映画、マンガやアニメにも興味がなくなりました。塾では小中学生と接しているので、話題作のストーリーくらいは調べます。でもわざわざ買ったり見たりはしません。
ブログに書くことがもうない、と閉鎖をひととき考えたほどでした。でもこのサイトは僕の思考を残すことが目的の場所。書くことが浮かんだらまた書けばいいと割り切って、継続しています。
(ちなみにWordPressでブログを運営するには月額およそ1100円が必要です。タダではないところが、決断を迷わせます。)
最近は猛烈な読書で得たことを生かして、エッセーを書いています。世の中の動向は考えれば全て人間関係に行き着きます。東野作品を大量に読んだことで、人間というものが大体わかりました。
セネカ、マルクス・アウレリウス、エピクテトスといった、ストア派哲学の本を読んで、古代の人と皇帝でも悩みや不安があって、現代人と同じだとさらに悟ったのです。
人間の思考や言動には、時代や身分の差は関係ないと分かったのです。これは大きい。
これからはこの悟りを生かして、思うところがわいてきたら何か書く、というスタイルでいきます。
・書くことで頭の中が整理されますし、思考をアウトプットできたことによる満足感は大きい。
ブログ継続の最大のモチベーションがこれです。
頭の中のモヤモヤが書くことによって整理されます。書きながら、「あ、自分はこんな風に考えていたのか」と分かりますし「ということは、こうとも言えるのでは」と新たな思考が書きながらわいてくる現象は、1度味わうと病みつきになります。
思考をアウトプットできる満足感も大きいです。学生時代は「ねぇ、聞いて」と、自分の思考を聞いてもらえる知り合いがいました。でも働き出すと、当時の感覚で「ねぇ、聞いて」と言える人はいなくなりました。
「言えばいいじゃん」
簡単に言ってくれますね。でも相手の時間への気遣いから、そんなことは絶対にできません。僕は電話がかかってくるのも自分の時間を強制的に奪われるので、誰からであろうとイヤです。
また、上司も同期も部下もお客さんも取引先も、誰も本音でものを言っていません。そんな中では本音が言えるわけがないのです。仮に言ったとしても、それが回り回って低評価につながることがあります。もはや、大人は誰も本音で語ることができないのです。発言には必ず何らかの意図や企みが隠れています。
だから、僕はブログに思考を書き残します。「書き残すこと」自体に価値があるのです。もし誰かが僕のブログを見て、不安や悩みがスッキリしたとか、参考になったとかあれば、嬉しいですね。
・収益はほぼありません。
Googleアドセンスに1発で受かりました(サイト内に広告がありますよね。そうなることです。ブロガー初心者の最初の壁)。でも実際に広告をクリックする人は圧倒的に少ないです。これはGoogleの策略だと踏んでいます。広告が貼られて収益が期待できるなんて言って、ブロガーを喜ばせているだけです。
普通の人がちょっと思ったことを書いているだけだと、まずバズりません。趣味だと割り切って継続するのがいいと思っています。
以前は書評をよく書いていたので、本をオススメするアフィリエイトもやっています。でもそちらも収益はほぼありません。そもそも本は単価が低く、僕のサイトから何冊か売れたところで、収益化は見込めないのです。
「じゃあ、単価が高い健康・美容関連商品をアフィリすれば?」
と言われますが、興味がないので無理です。興味がないものは絶対に続きません。書いたところで、一般人の僕がお勧めするものを買ってくれる人がいるとは思えませんしね。そもそも健康は食べ過ぎないことと、少しの運動で維持できるものです。余計なことは何もしなくていいのです。ビタミンやカルシウムが気になるならサプリでとればいいですし、ジムに通う必要もありません。