【会話が上手くなるコツ】 聞かれてないのに言わない。
この記事にピンとくる人
「営業でちっとも売れない」
「いちいち余計なことも説明をしてしまう」
「自分のエピソードや知識で、人の話をつぶしてしまう」
結論「聞かれていないことは、言わない」
これができなくて損をしている人は、少なくありません。
塾の仕事で、昼にチラシまきをします。ある日、配布する地域の説明をしてくれた部下のA君。教室からの行き方や、車を停められるところをツベツベ言ってきました。でもね、A君。「僕そこ行ったこと、あんねん!知ってんねん!」と、説明を受けただけで怒りゲージが急上昇しました。「このあたりなんですが、ご存知ですか?」って一言聞いてくれれば、「あぁ、知ってる。全て任せろ👍」みたいになって、円満にその会話は終わるじゃないですか。向こうも説明の必要がないので、楽なはずです。
知っていることを説明されることほど、つまらないものはありません。
しかもこちらから聞いてもいないのに、です。
向こうは親切のつもりでしょうが、聞かされている方は苦痛だし、知らない前提になっているからバカにされているとすら感じてしまいます。
具体的なアクションプラン 「相手にまず聞くこと」
まず説明の必要があるかを、相手に確認しましょう。
繰り返しますが、こちらが聞いてもいないのに既に知っていることを聞かされるのは、非常に不愉快です。
相手が知らなくて、かつ知りたそうな感じであれば、伝えてください。
知りたそうな感じが分からなければ、率直に「聞きたいですか?」と質問しましょう。
車の営業がいい例です。世の中の大半の消費者は、見た目と燃費が良ければ、あとはどうでもいいと思っています。軽自動車、プリウス、アクアを見ない日はありませんからね。そういう適当な人に、安全性能や乗り心地、走行性能や独自の技術説明を聞かれてもいないのに、いくら説明しても無意味です。聞かれたことだけに答えていれば、自然と売れます。売れない営業マンはトークを磨こうとしますが、一切関係ありません。お客さんの疑問や相談に明るく対応しているだけで売れますから。
人の話を知らないうちにつぶしてしまっている人も大反省ですね。バラエティで何でも最後は、さんまさんが持っていくみたいなのと同じです。あなたは黙っていて、相手の話だけで終わらせてあげましょう。
普段から聞かれもしないのに、話しまくっている人には、最初は苦痛で仕方ないかもしれません。
でも、話しまくっているせいで、疲れていませんか?
あんなに話したのに、向こうは分かってくれない、なんて思っていませんか?
そりゃ、そうですよ。あなたが話し過ぎなんです。
もう少し、相手に話してもらえばいいんじゃないですか?
そうすればあなたも話す量が減って楽ですし、さらに相手が気持ちよくなります。
こんないいことは無いんじゃないですかね。