【読了記録】ズッコケ中年三人組 43歳のズッコケ事件探偵/那須正幹(ハチベエが裁判員に挑戦)
どうも、さっさです。
那須正幹の小説『ズッコケ中年三人組 43歳のズッコケ事件探偵』を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。
Kindle版で購入して、Kindle Oasisで読みました。
あらすじと感想
なんと裁判員に選ばれてしまったハチベエ。担当するのは近所で起きた殺人事件だったが、どうやら事件のキーを握るのは、かつての同級生・榎本由美子?そして裁判が進むにつれて明らかになる、意外な真相とは?大好評のズッコケ中年三人組シリーズ第四弾!
「BOOK」データベースより
2009年5月21日にスタートした裁判員制度。
ある程度年月が経過したものの、裁判員に選ばれた人の話は聞かないし(守秘義務の影響かもしれませんが)、僕のところにもその手の郵送物や連絡はありません。
まだまだ身近になったとは言いづらい裁判。今作ではハチベエが裁判員に選ばれて、事件と向き合い、判決に向かって意見を主張します。
この本は中3社会の副教材にしてもいいレベル。
「裁判」については9月〜10月に公民でやります。どの中学校でも定期テストでもしっかり出るところです。
実際の事件に触れるのはどこか難しい雰囲気があるので、小説の話なら塾の授業でも話しやすい。
小6の時は荒っぽくて、突っ走るしかなかったハチベエですが、裁判についての話し合いでは、キャラはそのままながら、いい意味で大人になった印象です。カッコいい。
傍聴席には妻の圭子、ハカセ、モーちゃんも同席。
裁判は終わりましたが、事件はまだ終わっていなくて終盤でもうひと展開。
裁判の難しさを考えさせられます。
多数決による決定が必ずしも正しいわけではない、ということが勉強になります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は那須正幹の小説『ズッコケ中年三人組 43歳のズッコケ事件探偵』の読了記録でした。
このシリーズは相変わらずサクサク読めて面白い。
次は山の中でツチノコ捜索をする話みたいです。
ハカセと陽子、早くくっつかないかな。楽しみ。
それでは、また。