【ダイジェスト】新版・一流の頭脳 運動脳/アンデシュ・ハンセン(運動が最強の脳活説、大賛成!)
どうも、さっさです。
今回はアンデシュ・ハンセンの『新版・一流の頭脳 運動脳』からの学びを記録します。
いい本を見つけました。
これさえ読めば、運動と健康について他の本は読まなくてもいいんじゃないでしょうか。
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著者の前作は『スマホ脳』。これも名作です。スマホによっていかに脳が支配されてしまっているかが分かります。スマホを見ていて、いつの間にか時間が過ぎてしまっている人にオススメです。
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『スマホ脳』ではスマホは危険、という内容でした。
『運動脳』は運動を推奨するものになっています。
読んだきっかけ
いつも行く本屋で見かけました。入り口付近に流行の本や新刊が並んでいるのですが、いつもピンときたものを買います。
でも、読書家気取りで色々読んでいるうちに、「どれも買いてあること同じじゃん」というゾーンに入ってしまいました。
そんな中で、『スマホ脳』の著者の新刊である『運動脳』は即買いの気持ちにさせてくれましたね。
翻訳の御船さんが優秀だと思いますが、スウェーデンの精神科医がズバズバ言ってくれる、その語り長が、まあ心地いいんです。
大まかな内容と感想
ケージで飼育されているマウスのうち、回し車をこいだマウスは脳の老化が遅いことがわかった
本書より
運動することによって、脳のいろんな部分が活動します。人間で言えば、例えば定期的なウォーキングで認知機能が向上し、実生活にプラスの効果をもたらす、という感じです。
薬やアルコールでも、快楽は得られますが、依存症になったり副作用があります。でも運動は副作用のない最強の脳活です。
身体を活発に動かすほどに脳を変えられる、つまり神経回路に変化を与えられるものはないことがわかっている。しかも、その活動を特別に長く続ける必要はないという。じつをいえば、20分から30分ほどで充分に効果がある。
本書より
運動を習慣にすれば、しかもそんなに長くやらなくても、脳は「子どもの脳」に近くなっていきます。
これはもう、運動しないなんてあり得ませんね。
ただ、運動したからといって完璧に健康になるわけではありません。
学校や職場に嫌な人がいてストレスである、という人はそっちの解決(まあ実際離れるしか方法はありませんが)もしなければいけません。
いくら運動を頑張ってスッキリしても、対人ストレスは無くなりません。
では、実際どんな運動をどれくらいやればいいのか?
より高い効果を望むなら30分のウォーキング。
もちろん5分よりは30分の方がいいですが、5分でも全く価値がないわけではありません。たとえわずかな1歩でも脳のためになる、ということが何よりも重要です。
ポイントは心拍数を増やすこと。筋力トレーニングもいいですが、できれば持久力系の運動を取り入れるとグッド。
何分かおきに激しい運動をするインターバル・トレーニングは疲労が激しく、脳に及ぼす効果が限られています。即効性は乏しいといえます。
脳の再構築までには時間がかかります。数ヶ月、あるいはもっとかもしれません。ただし、週に数回の運動を半年ほど続ければ、目覚ましい変化を実感するだろう、ということです。
まとめ
いかがでしたか?
今回はアンデシュ・ハンセンの『新版・一流の頭脳 運動脳』のダイジェストでした。
運動が健康にいいのは分かっていますが、どんな運動をどれくらいやればいいのかって謎だったので、この本で当分は軸となる答えが得られたのではないでしょうか。
この本には他にも、脳が半分しかない女性の例、自転車をこぐとストレスは確実に減る、お酒は本当にストレスに効く?など、気になる内容が盛りだくさんです。
勉強や仕事でモヤモヤしている人には救世主となる可能性があります。
塾の授業でも僕は運動を推奨しています。
自宅の部屋で歩き回りながら英単語を覚えるとか、行き詰まったら散歩やランニングするとか。
座ったまま黙々と長時間勉強(仕事)するのは良くありません。50分やったら10分は休憩しつつ、そのサイクルを何回もやった結果、長時間の勉強になるというのが理想ですね。
仕事では9時間の拘束時間のうち、1時間が休憩という人が多いと思いますが、実際は細かく休憩をとる方が、生産性は上がります。
テストが近い学生とか、どうも仕事が捗らないという人は、よかったら参考にしてください。
それでは、また。