「成功する人の話し方 会話力でチャンスをつかむ53の具体例」[中谷彰宏](アドリブ感が大事なんだよね。)
どうも、さっさです。
今回は中谷彰宏の「成功する人の話し方」から、成長のきっかけを共有しましょう。
話し方に悩んでいませんか。
・異性にモテたい。
・商談をうまくまとめたい。
・社内プレゼン、社員とのちょっとした会話で差をつけたい。
話し方がうまくなれば、人生が変わります。
世の中、結局伝え方次第というところは、多々ありますよ。
まえがき 会話ができれば、スピーチはできる。
「人前でスピーチをするのは苦手」と言う人がいます。
でも、普通に会話ができる人なら、誰でも上手にスピーチができるのです。
スピーチは、1人でしゃべっているのではありません。実は2人でしゃべっているのです。
会話と同じようにスピーチも、相手とのキャッチボールであり、コミュニケーションです。
スピーチが上手な人は、相手の言っていることを聞く間の取り方がうまい。
スピーチが下手な人は、1人で演説をしています。
スピーチのうまい人は、聞いている人の無言の反応を心の中で察知しながら、それに合わせて演説しているのです。
相手の返事には、きちんとセリフになって聞こえる返事と、サイレントの返事があります。
サイレントの返事は、頭の中で繰り返して意味を考えたり、まだ疑問点が残っている時に聞こえてくる無言の返事です。
サイレントの返事を聞き逃してはいけません。
サイレントの返事が聞こえている間は、次の言葉を話さないようにしましょう。
相手の返事を受けながらリズムに乗って話すのが、会話の上手な人です。
成長のポイント3選
話して自身の最近の話が、一番強い。
アメリカの小学校には、「ショウ・アンド・テル」という授業があります。
1人ずつ前に出て、「最近こういうものに凝っています」とみんなに見せて、それについてのお話をするのです。
これは会話のトレーニングです。
大事なポイントは2つあります。
①自分の体験を語ること
②最近のトピックスを語ること
話が下手な人は、この2つのポイントを外しています。
よくある失敗は、自分の話ではなく、また聞きの話をすることです。
また聞きの話は、リアリティーがありません。話し手の熱意もこもりません。
「最近」という今のトピックスも外さないようにしましょう。
会話力のない人は、ほとんどが昔話をしています。同じ話を何回もするのです。
上手な人のプレゼンをたくさん見たり、聞いたりしましょう。
実演販売であれば、自分がその商品を買うか買わないかにかかわりなく、むしろその商品に興味がない時こそ、聞いてみるのです。
セールストークやプレゼンを聞くと、話し方の勉強になるのです。
話し上手な人は、アドリブっぽく話せる。
面接を受ける学生も、ある程度慣れてくると落ちるようになります。
何度も話しているうちに、マニュアルかしてきます。
丸暗記の演説になって、会話ではなくなります。
面接は会話・コミュニケーションです。
いつも初めて話すようなつもりで話すようにしましょう。
ベテランの漫才師は、何度もやったネタでも初めて話すように話します。
笑いが取れるところは、たいていアドリブっぽく見えるところです。
あれはアドリブではなく、アドリブっぽく話しているのです。
会話力のある人は、あらゆることをアドリブっぽく話すことができます。
クラブで働いている女性で、流暢すぎる女性はつまらない。
話のアドリブ感がないのです。
セールストークは、何度も話しているうちに熟練して、完成されてしまします。
それを崩すには、お客様の話をよく聞くことです。
お客様の会話を聞いて話題を合わせていけば、毎回違う話になります。
同じことの説明でも、お客様の言葉を使って説明します。
お客様の状況・言葉・キャラクターに合わせるにはどう説明すればいいかを考えるのです。
頭の中で考えたり試行錯誤することがライブであり、”初めての言葉”で話せるようになるのです。
「面白いですね」と感心するだけで、どんどん教えてくれる。
会話で大切なのは、自分が話すことだけではありません。
いかに上手に相づちを打てるかです。
相づちのコツは2つあります。
①タイミング
リアクションで大切なのは、タイミングです。
オチまでいっていない時に「なるほど」と言われると、「まだオチじゃないんだけど」と話し手は不満に思います。
笑いのツボも、笑ってほしいところではないところで笑われると「まだなんだけど」となります。
一番感心して欲しいところで「はあ、なるほど」と言ってくれたら、通じるのです。
②感情
もう1つは「うれしい」「楽しい」「面白い」という感情です。
「面白いですね」と言うだけです。
それも小さい声でそう言われたら、相手はもうちょっと話し手しまいます。
自分の話を聞いてくれる人、それを面白がってくれる人に、話したくなるのです。