小説

【読書記録】法廷占拠 爆弾2/呉勝浩

さっさ
スポンサーリンク

あらすじと感想

東京地方裁判所、104号法廷。
史上最悪の爆弾魔スズキタゴサクの裁判中、突如銃を持ったテロリストが乱入し、法廷を瞬く間に占拠した。
「ただちに死刑囚の死刑を執行せよ。ひとりの処刑につき、ひとりの人質を解放します」前代未聞の籠城事件が発生した。
スズキタゴサクも巻き込んだ、警察とテロリストの戦いが再び始まる!

Amazon商品ページより

前作『爆弾』で衝撃のふてぶてしさを発揮したスズキタゴサク。彼をまた見たくて今作を買いました。

前作では取調室での厳しい追及にも関わらず軽口を連発して複数の爆発事件を起こしました。今作では法廷での弁護士とのやり取りであったり、テロリストとのやり取りであったりで似たようなシーンが見られます。

序盤で早くも法廷を占拠するシーンがあります。この辺は映画「SP」で堤真一が国会を占拠したのが似ていて思い出されます。

謎なのはテロリスト・柴咲が法廷を占拠した理由。前作の事件の犠牲者の遺族ということなのですが、それなら占拠なんかしないでさっさとスズキタゴサクを殺してしまえばいい。柴咲の目的とは。

また、前作で登場した警察官たちがほぼ登場。前作でスズキタゴサクを銃で撃ちそうになった倖田とか足を吹っ飛ばされた矢吹も出てきます。

読み終わって思うのは、「ひょっとしてまだ続くのかな」ということ。

スズキタゴサクが五十嵐貴久の小説「リカ」シリーズのリカのようにずっと捕まらない、死なないという展開になるのか。それならそれで面白いから僕は買いますよ。

スポンサーリンク
ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
記事URLをコピーしました