福澤徹三

【読了記録】晩夏の向日葵/福澤徹三(オレオレ詐欺を追う)

さっさ

どうも、さっさです。
福澤徹三の小説『晩夏の向日葵』を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。

青字をタップすると、Amazonの商品ページにいけます。

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読んだきっかけ

条川署クロニクルシリーズ4作目となるこの小説。

1作目の『灰色の犬』をAmazonのKindle Unlimitedで見つけて読みました。

博多弁のかけ合いが心地よく、気に入りました。

このシリーズは4作目までKindle Unlimitedで読めるので、一気読みしました。

Kindle Unlimited内の書籍は入れ替わることがあります。時期によっては買わないと読めない可能性があります。

読書端末はKindle Oasisを使っています。

あらすじと感想

条川署の警官・新田真人は、オレオレ詐欺の金を受けとりに来た若者を現行犯逮捕した。犯人の立花康平は苦学生で、書類を受け取るアルバイトのつもりだったという言葉に嘘はないようだった。真人は、かつて冤罪事件解決で知り合った弁護士の五味陣介に康平の弁護を依頼。五味は康平の罪を軽くしようと、邪悪な黒幕の正体を暴くため、老骨にむち打ち奮闘する! 

「BOOK」データベースより

今作のメインは新田と老弁護士・五味。

新田が逮捕したのはオレオレ詐欺の末端にしか過ぎない康平。ここから捜査を進めて、邪悪な黒幕の正体を暴いていきます。

終盤にかけて爽快感はあります。

ですが、康平の勾留所での惨めな暮らしが描かれつつ、さらに大きな悪が暴かれる、という展開は、シリーズ2作目『白日の鴉』で痴漢冤罪を立証したリプレイを見ているかのよう。

シリーズものなので、この本から読むわけにもいかず、そうなるとどうしても2作目と同じ流れで既視感を拭うことはできません。

4作目ともなると、博多弁にも慣れてきました。

突出した特徴は無いけれど、もし2時間ドラマにしたら安心して見られる、という感じ。

まとめ

いかがでしたか?

今回は福澤徹三の小説『晩夏の向日葵』の読了記録でした。

九州には旅行で何回か行ったことがあります。

博多弁をはじめ、言葉が独特で印象的だったのを覚えています。かわいい女の子に「どこから来たと?」なんて聞かれてにんまりしたりして。

新田たちの言動を見て、そんな時を思い出しました。

九州の人たちはどうなんだろう?「こん(この)シリーズが刑事小説で一番に決まっとうよ」ていう感覚なんでしょうかね。聞いてみたいものです。

それでは、また。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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