【読了記録】終活中毒/秋吉理香子(生き様と死に様と。)
どうも、さっさです。
秋吉理香子の小説『終活中毒』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
発行 2022年7月28日
読了 2022年7月31日
読んだきっかけ
秋吉理香子の小説は無条件で読んでいます。
初めて読んだのは『絶対正義』で、次が『サイレンス』。
ストーリーや文体に引き込まれるものがすごくあって、全部読むことにしました。
このサイト内に他の秋吉作品の読了記録がありますので、よかったらご覧ください。
あらすじと感想
ゾッとする終活、理想的な終活、人生を賭けた終活…
Amazonの商品ページより
4人の〈終活〉に待っていたサプライズとは?
40代女性―余命をSDGs活動につぎ込む資産家の妻に望むのは…(「SDGsな終活」)
60代男性―妻の三回忌のため息子と家のリフォームを始めたが…(「最後の終活」)
60代女性―ベストセラー作家の遺品に心を乱された理由は?(「小説家の終活」)
40代男性―売れない芸人の終活はお笑いグランプリの挑戦で…(「お笑いの死神」)
人間の死に際の行動とは?
誰もが気になるところを、秋吉理香子はズバッと切り込みます。
以下、それぞれの話の感想を一言で。
「SDGsな終活」…恐ろしい。ただただ恐ろしい。
「最後の終活」…悲しい。自分もああなる可能性があるのかと思うと、複雑な気持ちになります。
「小説家の終活」…結末にほっこり。この作品の主人公、好きです。
「お笑いの死神」…感動。お笑い芸人である主人公の、生き様と死に様に胸を打たれます。人生はこうありたいと、パワーがもらえます。しばらくしたら、もう1度読みたい。
まとめ
今回は秋吉理香子の小説『終活中毒』の読了記録でした。
どんでん返しのある短編集なので、あらすじを詳しくお伝えできないのが悔しいです。
量もほどよく、感動もあるので、オススメです。
似たようなタイトルの『婚活中毒』もオススメ。未読の人はぜひ。
それでは、また。