【読了記録】リカ/五十嵐貴久(浮気はいかんね)
どうも、さっさです。
五十嵐貴久の小説『リカ』を読みました。
発行 2013年9月。
読了 2022年5月1日。
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読んだきっかけ
消防士・神谷夏美シリーズ、2022年4月に文庫化された『マーダーハウス』を読んで、当たり作家確定となりました。
五十嵐作品も全制覇しようと思い、Wikiで調べた結果、「リカ」にたどり着きました。
消防士・神谷夏美シリーズ、『マーダーハウス』読了記録はこちらから↓
https://sassa519.blog/archives/category/hon/小説/igarasitakahisa
何で読んだのか?
僕はKindle Oasisを使っています↓
紙の小説を読むのは、電子版がない東野圭吾作品だけですね。東野作品もあと数冊で制覇できます。制覇した後は毎年4月と9月に出る新刊だけを紙の本で読んで、他の作家の小説は全てKindle版で読むことになると思います。
BOOKOFFの100円コーナーの小説で十分なら、それでOK。お金の出入りが最小限で済みます。
でもそれ以外なら、Kindle版の方が圧倒的にお得。
・Kindle版は最初から紙より安いことが多い。
・紙の本を売る手間が省ける。
・紙の本はどうせ売っても数十円にしかならない。
・Kindle版の新刊は発売日の0時から読める。
自己啓発や健康関連の本を図鑑みたいに、気になる時に読みたい、という感じなら、紙の本がオススメ。小説やマンガはKindle版で十分です。
ちなみに、スマホやタブレットでもKindleアプリがあって、代用は可能です。
でもスマホやタブレットでは他のアプリ(動画・ゲーム・SNS)が気になってしまって、僕は読書に集中できません。
Kindle端末ならブルーライトが出ないし、寝る前に読む時にもオススメです。
あらすじと感想
妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。しかし彼女は、恐るべき“怪物”だった。長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。単行本未発表の衝撃のエピローグがついた完全版。
Amazon商品ページより
妻子持ちの会社員・本間。42歳。出来心で「出会い系サイト」に登録。
初めて知り合う女性たちと、メールでのやり取りで若い頃のトキメキを思い出します。
「リカ」という女性と知り合い、順調に事が運びそうでした。
しかし、本間はリカとのやり取りがだんだん億劫になってきます。リカからのメールや電話がしつこく、ストーカー化したリカ。
その行動は常軌を逸しており、本間は身の危険を感じるのでした…
久しぶりにゾワゾワっと恐怖感がわきました。
浮気心のしっぺ返しにしては、あまりにも大きい。これを読んだ男性は、改めて自分のパートナーを大切にしようと思うはずです。
Amazonレビューではリカの言動に「ありえない状況」と低評価もあります。ですが、「ありえない状況」を楽しむのが小説ですからね。僕は素直に楽しめました。
女性とのメールのやり取りから、どう仲良くなっていくか、という懐かしい感覚を思い出せただけでも、この小説は価値があります。