【怪我の記録】左腕を骨折するって、どんな感じなの?
さっさ自身の治療記録を公開するシリーズです。
今回は左前腕骨折編。
- 中3の7月。ハンドボールの試合中に骨折しました。
- 試合の行方を見届けた後、母親の車で病院へ。
- 市民病院で普通に診察券を出して、待合室へ。
- 恐怖のレントゲン撮影。折れた左腕を台の上に置く。
- すぐには手術できず、応急処置のまま一晩を過ごしました。
- 夜中に点滴が逆流、ナースコールを連打。
- いよいよ手術室へ。家族とは今生の別れになるかのような気持ちでした。
- 手術開始。青色のビニルシートで顔を覆われる。
- 左脇から麻酔を3本注射。痛かったー。
- オペ開始。3時間に及ぶ大手術。好きな曲のCDを流してくれました。
- 何をしたのか?中に鉄の板を入れて、ネジで固定、上下合わせて32針。
- オペ終了。ギブスでガチガチの左腕。中身がどうなっているか全くわかりません。
- 退院後 お風呂に苦労しました。
- 手術から1ヶ月後。恐怖のギブス外し。ノコギリが左腕に迫る!
- 現れた左腕。アカまみれで、すっかり細くなっていました。
- 1年後、今度は中に入れた板を外す手術をしました。
- 38歳の現在も気になること。傷跡はいつ消えるの?
中3の7月。ハンドボールの試合中に骨折しました。
中体連、愛知県西尾張大会1回戦。葉栗中vs大治中
「15-13」で残り時間1分30秒。(さっさ、その日は15点中10点の大活躍。生涯最高のパフォーマンスを見せた試合でした。)
これは勝ったと思いました。
そして、相手エースのシュートを止めようと飛んだ瞬間、激しい接触になりました。
着地は何気なく使った左手。
左前腕から「ポキッ」という音。
着地後、うつ伏せになって数秒。
左腕を見たら、関節が1つ増えているかのように曲がっていました。
試合の行方を見届けた後、母親の車で病院へ。
本部テント内で応急処置を受けながら、試合の行方を見守りました。
結果は「15-17」。ラスト90秒で4点も入れられ、逆転を許しました。
コート内で崩れ落ちる仲間たちを見て、その時は痛いのも忘れて、涙を流しました。
今こうやって思い出しても、涙腺が崩壊します。
市民病院で普通に診察券を出して、待合室へ。
今思えば、信じられません。
なぜ骨折したまま待ってたんだろう?さすがに急患でよくないですか?
恐怖のレントゲン撮影。折れた左腕を台の上に置く。
力が入らず、ずっと痛い中でのレントゲン撮影は地獄でしたね。
すぐには手術できず、応急処置のまま一晩を過ごしました。
着替えの時に、着ていたユニフォームをハサミで切ってしまったのが、印象的で覚えています。
「汗と思い出が染み込んだものを、あっさり切ってしまった」みたいな。
夜中に点滴が逆流、ナースコールを連打。
ふと目覚めると、点滴の管が真っ赤になっていました。
1回押せば、ナースステーションに伝わるのは知っていましたが、連打せずにはいられませんでした。
いよいよ手術室へ。家族とは今生の別れになるかのような気持ちでした。
担架で病室を出る時に、母親に見送られました。
命に関わる手術ではないのに、どこか遠いところに向かうような感覚でいましたね。
手術開始。青色のビニルシートで顔を覆われる。
そりゃ、見ることはできないですよね。
左脇から麻酔を3本注射。痛かったー。
脇に注射したこと、ありますか?
ただただ恐怖です。しかも3本。
それでやっと5本の指に麻酔が届くのだそうです。
オペ開始。3時間に及ぶ大手術。好きな曲のCDを流してくれました。
単純骨折で「骨折の中では幸せな方だ」と言われました。
しかし、手術は長時間に及びました。
当時、流行っていた、ジャミロクワイの曲を流してくれたのを覚えています。
何をしたのか?中に鉄の板を入れて、ネジで固定、上下合わせて32針。
「ガガガ、、、」と骨を削って、真っ直ぐにして、板で挟み、ネジで固定という感じ。
オペ終了。ギブスでガチガチの左腕。中身がどうなっているか全くわかりません。
直角に曲がった、ギブスでカッチカチの左腕。
退院後 お風呂に苦労しました。
服の着脱、シャンプー、体を洗う。全部面倒。
「やっぱり健康が一番」みたいな気持ち。
手術から1ヶ月後。恐怖のギブス外し。ノコギリが左腕に迫る!
「キュイーーーーーーーン」と勢いよく回るミニノコギリ。
看護師3人がかりで押さえつけられる、僕の体。
それでも逃げようと、もがく僕。
現れた左腕。アカまみれで、すっかり細くなっていました。
ギブスを外した後の左腕は、きゅうりみたいに細かったです。
また、ずっと直角にしていたので、しばらく肘を真っ直ぐに伸ばすことができませんでした。
1年後、今度は中に入れた板を外す手術をしました。
もう慣れたもので、サクッと終わりました。
この時の記憶はあまりないです。
38歳の現在も気になること。傷跡はいつ消えるの?
この時に切った傷跡、23年たった今でも消えません。
当時のお医者さんは、「すぐに消えるよー」と言っていました。
お医者さんの言う「すぐ」というのは、一体…。