「放課後」[東野圭吾](不運な高校教師の物語。)
どうも、さっさです。
今回は東野圭吾のミステリー小説「放課後」ネタバレ無し。
単行本は1985年9月1日。
文庫本は1988年7月7日発行。
江戸川乱歩賞を受賞した、デビュー作です。
受賞まで5年かかるだろうと踏んでいたところ、3回目の応募で受賞することができたということです。
著者紹介 東野圭吾
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部卒業。エンジニアとして勤務しながら、85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞。
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東野さんは大学時代にアーチェリーをやっていました。また奥様が高校教師ということで、ネタは拾いやすかったそうですよ。
あらすじ
物語の舞台は女子高。
アーチェリー部の生徒たちが登場します。
主人公の前島は、女子高の教師。
アーチェリー部の顧問をしています。
線路に突き落とされそうになったり、シャワーを浴びている時に100ボルトの家庭用コードの先端を放り込まれたり、頭上から鉢植えが落ちてきたりします。
誰に狙われているのか?
高校では殺人事件が発生。
更衣室で青酸中毒死する村橋先生を発見します。
村橋がコンドームを持っていたので、警察は女性問題かと疑います。
それから体育祭の日、仮装行列で前島はピエロになるように言われますが、生徒を驚かせるために、体育教師の竹井先生と入れ替わります。
しかし、その竹井先生は手に持っていた一升瓶を口にし、青酸中毒で死んでしまいました。
殺された2人の共通点とは?
そして、犯人は?
犯行の動機とは?
まとめ
いかがでしたか?
今回の作品は、動機がポイントです。
東野さんは後のインタビューで「えっ、こんなことで殺すかよ」という話を書きたかったと言っていますが、「えっ、こんなことで殺すかよ」とまんまと非難されてしまった、と言っています。
読んでみて「そんな理由?」と確かに思ってしまいました。でもこれって、いじめやパワハラ・セクハラと同じで、された側がどう感じるかですもんね。うーん、考えさせられます。
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