【読了記録】仮面山荘殺人事件/東野圭吾
どうも、さっさです。
東野圭吾の小説『仮面山荘殺人事件』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
高之、ドンマイ。
あらすじと感想
八人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた八人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに一人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。七人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった…。
「BOOK」データベースより
交通事故で婚約者・朋美を失った樫間高之。
朋美の父に別荘に来るよう誘われ、8人の男女が集まります。
実は朋美の事故死についての疑いを持っている人が8人の中にいて、高之はなんとも言えない不安に襲われます。
その後、強盗に押し入られるわ、殺人事件が発生するわで大忙しの286ページです。
途中ではまるで自分がその山荘にいるような、ゲーム「かまいたちの夜」でもやっているかのようなスリリングさがありました。
最後にはとんでもないドンデン返しが待っています。この結末は他の小説で見たことがありません。
東野圭吾の山荘ものでは他にも『ある閉ざされた雪の山荘で』や『白馬山荘殺人事件』がありますが、僕はこれが一番好き。
強盗の1人であるジンの狡猾な感じが印象的です。東野圭吾はこの手の人物を描くのが上手い。『ブラックショーマン』シリーズの武史と似ています。口が上手くて、ずる賢い感じ。
この小説では非日常が楽しめましたね。僕は別荘なんて持ってないし、こんな避暑地的な場所にみんなで集まるなんてこともありません。
この小説は退屈にループする毎日から間違いなく解き放ってくれる、オススメの1冊。
高之目線でもジン目線でも楽しめます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は東野圭吾の小説『仮面山荘殺人事件』の読了記録でした。
実はこの小説もブログ開設前に読んでしまっていたもの。
3年以上が経って、やっぱりいい感じに忘れていました。
素直に再読を楽しむべきか、忘れないようにこうして記録を書き残しておくべきか、たまに悩みます。
まあでも、どんな話でどんなことを思ったのか、というのは残しておくべきと思います。
後から振り返った時に何か、また誰かにとって参考になるところがきっとあります。
そんな思いで、今日も書きました。
それでは、また。
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