【読了記録】言ってはいけない 残酷すぎる真実/橘玲(残酷だけどしょうがない)

さっさ

どうも、さっさです。
橘玲の『言ってはいけない 残酷すぎる真実』を読みました。
学んだ内容を書き残しておきます。

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読んだきっかけ

教育関係の本はできるだけ読むことにしていまして、偶然発見しました。

2017年の新書大賞となった本ですが、知らなかったですね。

そもそも本屋に行っても新書コーナーには行かない(汗)。

見た目や知能の遺伝に関する内容とあって、興味津々で買いました。

内容と感想

この社会にはきれいごとがあふれている。人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない――だが、それらは絵空事である。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外ではなく、美人とブスの「美貌格差」は生涯で約3600万円もある。また、子育ての苦労や英才教育の多くは徒労に終わる……。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、遺伝、見た目、教育、性に関する、口には出せない「不愉快な現実」を今こそ直視せよ!

Amazonの商品ページより

・生まれてから離れ離れになった双子は、異なった環境で育っても結局似る!知能も!

これは衝撃。

親からの遺伝の話ですが、
身長の遺伝率は66%。
体重の遺伝率は74%。
論理的推論能力の遺伝率は68%。
一般知能(IQ)の遺伝率は77%。

見た目が親と似るというのは納得できますが、知能の方がより高いパーセンテージで似るということです。人による知能の違いの7〜8割は遺伝で説明できることを示しています。

多くの社会で双子が誕生すると、片方がどこかの里親のところへ出されるものです。

知能については、11歳くらいまでは環境による影響が大きいのですが、それ以降は環境に関係なく見た目も含めてどんどん親に近づいていくのだそうです。

「じゃあ、結局遺伝なのか」

って勉強を諦めてしまう人が出てきそうで心配。

でも残り2〜3割は教育や環境次第でどうにかなるということ。

僕みたいな教育関係者にできることは、

「勉強の習慣づけ」と「前向きな性格作り」と思います。

普段指導していて、能力の限界は確かに感じることはあります。

でも、それは親も分かっていること。自分に似た子ですからね。

勉強はできないよりできた方が10代の人間関係や人格形成にはいいに決まっていますし、何より目の前のことをあきらめてほしくない。

そんな想いで保護者の皆さんは大事な我が子を塾に行かせているはずです。

僕も身が引き締まります。

・美人とブスでは経済格差は3600万円!

まあ見た目が良ければ得をするのは、子供の頃から分かっていることなので驚きはしませんがね。

男も女ほどではないですが、収入に差があると書かれています。

興味深いのは、美男美女である本人は大して幸福だと思っていないということ。

鏡で毎日自分の顔を見て飽きているところがあって、騒いでいるのは周りだけ。

うーん、じゃあアイドルでキャーキャー言われている人たちは、意外と幸せではないのかな。

男女でお互いに求めるもの違うそうで、

男は女にとにかく若さやかわいさを求めます。

女は男の見た目以外にも、優しさや面白さや資産といった、パートナーになることで多くのものを与えてくれる男に魅力を感じるということです。

イケメンじゃなくて苦労している感覚がある男性にはいい情報ですね。

・会社で業績を上げる経営者の顔は面長より幅の広い顔!

ある研究結果では、面長の顔の人よりも幅の広い顔の方が暴力性が高いということが分かりました。

暴力性が高いということは、いろんなものに興味があって仕事でもさまざまなチャレンジをして成功する傾向があるということです。

僕は面長の顔をしていますので、経営者には向いていないのかな。まあ薄々感じていたことなのでいいんですけどね。

まとめ

いかがでしたか?

今回は橘玲の『言ってはいけない 残酷すぎる真実』の読了記録でした。

この記事には書きませんでしたが、男女の性生活についても書かれていて「なるほど!」と唸らされます。

「男らしさ」とか「女らしさ」の正体なんか、気になりますよね。

興味ある人はぜひ読んでみてください。

それでは、また。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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