【読了記録】らせん/鈴木光司(貞子、再び)
どうも、さっさです。
鈴木光司の小説『らせん』(「リング」シリーズ第2巻)を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。第1巻のネタバレは含みます。
読んだ経緯
シリーズ第1巻『リング』を読んだ勢いそのままにポチりました。
だって、話が終わっていないんですから(汗)。気になるじゃないですか。
見たら1週間後に死んでしまう、呪いのビデオを見てしまった浅川と妻・娘の運命は…なんてところで終わられたら、続きを読むしかないでしょ。
あらすじ
神の啓示“リング”に抗う人間、最後の叡知。それは人類進化の扉か、破滅への階段か。人類という種に仕掛けられた最も危険な爆弾とは。今世紀最後にして最高の、超カルトホラー。
「BOOK」データベースより
このあらすじ、何も分かりませんね(笑)。ガンダムSEEDの次回予告といい勝負。
監察医務院で死体解剖をしている安藤。
運ばれてきたのは、前作で非業の死を遂げた高山竜司。安藤にとって高山は、大学医学部の6年間を共に過ごした同級生でした。高山は優秀な成績で医学部を卒業後、わざわざ文学部哲学科に入って人間の研究を続けていた変わり者。
解剖後、丁寧に縫合したはずの皮膚の間から、新聞紙の切れはしが見つかります。死んだはずの高山からのメッセージ?
監察医務院に高野舞からの電話。竜司が死んだ時の状況で気になることがあると言います。舞は前作でも登場した、高山竜司の教え子で竜司を慕っていました。いい女。
妻子を失い、精神的におかしくなってしまった浅川とその親兄弟を追いかけるうちに、呪いのビデオの存在に気付く安藤。
高野舞はなぜか行方不明に。
舞の行方、貞子の登場の仕方とその後の展開がどうなるのか。
物語は最後まで目が離せません。
評価
☆☆☆★★(星3)
見事な結末。
第3巻ではどうなるのか、と期待が膨らむ終わり方でした。
安藤の恐怖体験を追いかけて一緒にゾクゾクする感じが心地いいです。
舞とあと少しでいい感じになれると思った矢先に…もう…。
でも、途中でDNAとか塩基配列、暗号解読のくだりでダレてしまう印象。謎が解決に向かう大事なシーンと思いますが、ちょっと冗長でした。
まとめ
いかがでしたか?
今回は鈴木光司の小説『らせん』の読了記録でした。
単行本は1995年に出版されています。
当時は中学1年生。ハンドボールとマンガとプレイステーションに夢中になっていた頃ですね。
今40歳で読んでもだいぶ怖い話なので、当時知らなくて正解だったかもしれません。昔スーパーファミコンでやった「かまいたちの夜」はいまだに色濃く記憶にありますから(汗)。多感な時期に触れてはダメなやつと思います。
全部で6巻あるこのシリーズ。
このまま最後まで駆け抜けたいですね。
それでは、また。
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