【読了記録】ループ/鈴木光司(「リング」シリーズ完結。馨の渡米を見守る)
どうも、さっさです。
鈴木光司の小説『ループ』を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。
読んだ経緯
『リング』、『らせん』と読んで、その勢いのまま『ループ』も買いました。
正直、シリーズ3作目というのはこれに限らず、あまり期待していません。『ターミネーター3』がイマイチだったから、どんなシリーズも「3」はイマイチだろう、というジンクスがなぜかあります。
『らせん』でストーリーはひと段落している印象。
これ以上続けるには、新たな人物が新たな目的のためにがんばって、その道中で貞子的なものと遭遇する。そんな感じの話になると思います。
あらすじ
闘え。武器は、肉体と意志の力―全人類がガン化するとき、アメリカの大地に神は舞い降りた。激しい光に、否応もなく魂をゆさぶられるかつてこのような物語が、あっただろうか。「すべての答えは、ここにある」。
「BOOK」データベースより
前作『らせん』に続いて、何を言っているのかさっぱり分かりませんね(笑)。『ガンダムSEED DESTINY』の次回予告といい勝負。
物語は後に医学生となる二見馨と父・秀幸、母・真知子の自宅でのやりとりからスタート。秀幸は過去に、日米合同の人工生命開発プロジェクトの研究員として働いていました。「ループ」と呼ばれるそのプロジェクトは、5年で挫折。秀幸は現在末期のガンを患っています。
馨は世界地図で、重力が少ない地域に長寿の人が多いことを発見。地球の中でも、重力にムラがあるそうです。
馨の勤める病院には秀幸が入院。そこで杉浦礼子という女性と出会い、恋仲になります。礼子には亮次という髪の毛が無く、きつい化学治療に明け暮れる息子がいました。
真知子は秀幸のガンを治したくて必死に調べ物。アメリカの長寿村に治療のヒントがあることがわかり、馨は渡米します。
そこで馨が見たものとは…。
評価
☆☆☆★★(星3)
なんだか話が壮大でした。『リング』の時ほどの恐怖はもう無くて、「何が一体どうなっているんだ…」と頭の中が「?」だらけで物語が進行。
今回も登場するあの人が、『リング』で命を落とす時に実はウィルスの謎に気づいていて、行動していたというのが驚き。
結末には、絶対に映像化できない、小説ならではの展開が待っています。
馨と礼子の恋仲関係も気になって、応援したくなりますね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は鈴木光司の小説『ループ』の読了記録でした。
このシリーズ、まだ続きがあります。僕としてはもうお腹いっぱいなのですが、一応最後まで読んでおかないと、忘れてからの再読が大変ですからね。
このミス2023年版が発表されたので、早くそっちに行きたいのですが、もう少し我慢です。
それでは、また。
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