【読了記録】アイネクライネナハトムジーク/伊坂幸太郎(斉藤和義とのコラボだったのか)
どうも、さっさです。
伊坂幸太郎の小説『アイネクライネナハトムジーク』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
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読んだきっかけ
Twitterでフォロワーの方の読了ツイートを見たのがきっかけ。
その人は伊坂幸太郎ファンを公言していて、間違いないと思いました。
伊坂作品3作目となります。
あらすじと感想
ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、他力本願で恋をしようとする青年、元いじめっこへの復讐を企てるOL…。情けないけど、愛おしい。そんな登場人物たちが作り出す、数々のサプライズ。
「BOOK」データベースより
駅前でアンケート調査
何で俺ばっかこんな目に
バインダーなんか首から下げ
誰からも目をそらされ
ん?
几帳面が売りの先輩は
奥さんが出て行ったらしい
んん?
……斉藤和義の「ベリーベリーストロング」やん!
調べたら、どうやら本当に斉藤和義が伊坂幸太郎に作詞依頼をしていたとのこと。
へぇー。
でも伊坂幸太郎は、恋愛小説を書いたことがなく、ずいぶん戸惑ったそうです。
苦労の末、出来上がった小説をもとに、斉藤和義が歌を作ったということです。
僕、歌の方だけ知っていました。こんなことあるんですね(汗)。
経緯は忘れましたが、この歌が入ったアルバムを以前聴いて、「ベリーベリーストロング」と「ウェディングソング」を何回も車の中で熱唱した覚えがあります。
さて、小説は歌詞をなぞるように展開。
ボクシングヘビー級のタイトルマッチ。
「立って入る仕事は大変ですね」やさしいねぎらいの言葉。
マジックのメモ書きでシャンプー。
「今日安いんですよ 忘れないように」その姿可笑しくて。
…じーん。
歌だけでも涙が出てくるほど感動しました。小説もまた違った感動でいい感じです。
さらに調べたら、2019年に三浦春馬と多部未華子がメインで映画化されていました。YouTubeで予告編動画がありましたが、お見事でしたよ。絶対面白い。
僕みたいに歌は知っているけど、小説と映画は知らなかったという人、いるんじゃないですかね。
そんな人にはぜひおすすめです。
それでは、また。