貴志祐介

【読了記録】クリムゾンの迷宮/貴志祐介(深紅色の世界でサバゲー)

さっさ

どうも、さっさです。
貴志祐介の小説『クリムゾンの迷宮』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。

青字をタップすると、Amazonの商品ページに行けます。

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読んだきっかけ

この前読んだ『黒い家』の印象が良かったので、Amazonで貴志祐介作品を探してポチりました。

検索していて気づいたのですが、映画『悪の教典』の原作の人でもあるんですね。あの伊藤英明の怖いやつ。

この小説はKindle版で買いました。なんか、半額でした。ラッキー。

読書端末はKindle Oasisを使っています。

あらすじと感想

藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ? 傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった。『黒い家』で圧倒的な評価を得た著者が、綿密な取材と斬新な着想で、日本ホラー界の新たな地平を切り拓く、傑作長編。

Amazonの商品ページより

なんか迷い込んだところで主人公の藤木は目を覚まし、訳も分からずサバイバルゲームがスタート。

藍という女性と行動を共にしながら、ゲーム内での生存を目指します。

序盤は風景の描写がお見事で、壮大な自然、独自の世界観があります。

どこになぜ迷い込んでしまったのか?

まるで藤木と一緒に行動しているかのような感覚がありました。

でも、途中でなんか仕組まれたサバゲーだと分かってからは、特にどうということはありませんでした。

藍と一瞬いちゃつくところは印象に残りましたけどね(笑)。

特にどうということがなかったのは、『インシテミル』に似ているからですね。

『インシテミル』を屋外でやっているような感じ。

誰が勝ち残るのか、という話になってからは『インシテミル』のリプレイ。

その上、ゲームの裏に何があるのか、というくだりは『三体』を思い出すところがあります。

他の小説で見た感じがしてしまうと、もうダメですね。

後発の小説が前のを越えたことは1回もないですから。

まあ、出版順としては『インシテミル』『三体』の方が後発なんですが、読む順番はご縁とタイミングなのでしょうがない(汗)。

『クリムゾンの迷宮』を先に読みたかったなあ。

まとめ

いかがでしたか?

今回は貴志祐介の小説『クリムゾンの迷宮』の読了記録でした。

他の小説のリプレイ感があったので、『黒い家』の印象は越えませんでした。

でも、もしかしたら後発の小説が貴志祐介の小説を参考にしていることが、他の小説でもあると思います。

それを発見する旅ということにしましょうか。

ホラー小説は好きなジャンルなので、これからも貴志祐介の小説は読み続けます。

それでは、また。

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ABOUT ME
さっさ
さっさ
塾講師。読書家。
1982年生まれ。愛知県一宮市の塾講師。読書量は年間100冊以上。勉強のやり方、自己啓発や心理学、ビジネスや哲学関連は読み尽くし、現在は小説が中心。読了記録を書き残しています。参考になればうれしいです。
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