【読了記録】殺戮にいたる病/我孫子武丸(うん、これは確かに「病」と言っていい。)
どうも、さっさです。
我孫子武丸の小説『殺戮にいたる病』を読みました。
ネタバレ無しの振り返りです。
単行本発行 1992年。
ノベルス 1994年7月。
文庫本 1996年11月。
新装版 2017年11月1日。
読了 2022年5月4日。
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読んだきっかけ
Twitterで他の人の読了投稿が多く、気になりっぱなしでした。
また、昔スーパーファミコンでやった「かまいたちの夜」の原作者として、ずっと覚えていました。
「かまいたちの夜」の人が書いた小説なら、絶対面白いに決まってる!
そういう確信はありました。
案の定、めちゃくちゃ面白かったです。
「かまいたちの夜」が懐かしい人、気になった人。
Amazonでの「かまいたちの夜」検索結果を貼っておきます↓色々あって、ちょっと暇つぶしができます。
2002年に藤原竜也と内山理名で映像化されてるんですね。
知らなかったです。
気になりすぎる…
あらすじと感想
永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。
「BOOK」データベースより
蒲生稔。
猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラー。陵辱の果ての惨殺。
確かにグロいシーンがてんこ盛りなので、読んだのが40歳の今でよかったかもしれません。
「かまいたちの夜」の勢いそのままに10代で読んでしまうと、しばらくショックから立ち直れない可能性があります。
10代でもゲームで「グランドセフトオート」を楽しんでやっている人なら大丈夫でしょう。
この作品は映像化が不可能。
エログロに加えて、とんでもないラストシーンが待っているからです。
小説ならではのトリックに驚かされて、読後にはしばらく呆然としてしまいました。
これが読書の醍醐味ですね。
それにしても我孫子作品、2作続けて強烈なインパクトがありました。(「かまいたちの夜」も勝手に入れています汗)
他の作品も読もうと思います。
今後の楽しみがまた1つできました。
『殺戮にいたる病』はKindle unlimitedでも読めるみたいです↓僕みたいに本に毎月10,000円以上使っちゃう人は、試す価値ありですよ。