「そして誰もいなくなった」[アガサ・クリスティー 青木久惠訳]あらすじ(本当にいなくなったよ。)
どうも、さっさです。
今回はアガサ・クリスティーの長編推理小説「そして誰もいなくなった」のあらすじ(ネタバレ無し)と感想です。
ミステリー好きなら読んでいないことはありえない。そんな作品です。
アガサ・クリスティーの作品の中で、最も多く出版されたもので、累計1億部以上が出版されています。
2009年時点で『聖書』を1位とするすべての書籍の中で6番目に多く販売されています。
あらすじ
その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く…そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版。
「BOOK」データベースより
年齢も職業もバラバラな8人の男女がイギリスの兵隊島に招かれます。2人の召使い・ロジャース夫妻が出迎えます。
招待状の差出人でこの島の主でもあるオーエン夫妻は、姿を表さないままでした。
不安に包まれた中の夕食。突然隣の部屋の蓄音器から謎の声。その声は彼ら10人の罪を告発するものでした。
車好きな青年、アンソニー・マーストンは毒薬により死亡。
翌朝、召使いのロジャース夫人が死亡。
食堂にあった10体のインディアン人形が8体に減っています。
迎えの船が来ないため、残された8人は完全な孤立状態となります。
残りのメンバーも次々と殺されていき、最後に残ったヴェラ・クレイソーンも、犯人が分からないまま精神的に追い詰められて自殺してしまいます。
…そして誰もいなくなったのです。
まとめ
ただただお見事。これが1939年に刊行された。そして何十年経っても色あせない。
犯人やトリックはWikipediaに載っているのですが、まだ読んでいない人はぜひノーヒントで最後まで読んで欲しいです。
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