【読書記録】霧越邸殺人事件/綾辻行人
さっさ
さっさブログ
どうも、さっさです。
今回は綾辻行人の「十角館の殺人」の読了記録です。
ネタバレはしません。
僕が読んだのは、1991年に発行された文庫本。たまたまブックオフで手にしたのがこれでした。
その後、2007年に新装改訂版が出ています。字は大きいし、行間が広くて読みやすいので、これから読む人は、こちらをオススメします。
この作品はアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品として知られています。
外と連絡が取れない島で、次々と人が死んでいく状況は、確かに似ていますね。
また「屍人荘の殺人」でも綾辻行人に触れる場面があり、興味がわいてこの作品にたどり着く人もいると思います。
半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の7人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生き残るのは誰か?犯人は誰なのか?
文庫本裏表紙より
鮮烈なトリックとどんでん返しで推理ファンを唸らせた新鋭のデビュー作品。
アガサ、エラリイ、ポーなど、有名作家で互いを呼び合うミステリ研究会のメンバー。
この呼び方がポイントです。
後に本名が出てくるのですが、最初は「誰がアガサ?」という感じで、つかめない。
それが面白さにつながっている。そんな印象です。