【読了記録】アンダー・ザ・ドーム/スティーヴン・キング(突然閉ざされた町)
どうも、さっさです。
スティーヴン・キングの小説『アンダー・ザ・ドーム』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
青字をタップすると、Amazonの商品ページに行けます。
読んだきっかけ
日本の小説にいったん飽きて、海外小説を探していたところ、巨匠であるスティーブン・キングを発見。
中でもこの作品は、以前Amazonプライムで見ていたドラマ「アンダー・ザ・ドーム」の原作。
「おー!」と感激。
実はドラマは途中で視聴期間が終了してしまいまして、最後まで見ていないのです(汗)。
気になっていた作品の原作となったら、もう読まないわけにはいきません。
小説はKindle派で、読書端末はKindle Oasisを使っています。
読み放題サービスのKindle Unlimitedに加入しています。
あらすじと感想
ある晴れた日、田舎町チェスターズミルは透明の障壁によって外部から遮断された。上方は高空に達し、下方は地下深くまで及び、空気と水とをわずかに通す壁。2000人の町民は、脱出不能、破壊不能、原因不明の“ドーム”に幽閉されてしまった…。スピルバーグのプロダクションでTV化。恐怖の帝王の新たなる代表作。全4巻。
「BOOK」データベースより
突然の遮断で、その時に境目にいた人や動物はひどい目に遭います。
体が切断されたり、飛行機が墜落したり。冒頭からなかなかグロい描写です。ドラマでは動物が真っ二つになっていました。
主人公がバービーであるのはドラマと一緒ですが、展開は小説ならでは。
いろんな人が出てきて、いろんな人生模様があります。
アメリカ特有のノリの良さが面白い。
ただ、途中で嫌な予感が……。
原因不明のアクシデントの中で生き抜く人々の話。ドラマ「ウォーキングデッド」がそうでした。
「ウォーキングデッド」はゾンビ化した世界が結局元に戻らず、みんながどう生きるかを見る話でした。
「アンダー・ザ・ドーム」もひょっとして、謎のドームはずっと存在することになって、謎は謎のままで、結局最後まで元に戻らないのかな……。
この疑問の結末は、読んでのお楽しみということで。
さて、読んでいると、いろんな事情を抱えた人が出てきます。人物が多くて最初は把握が大変(汗)。
外界との行き来ができない上に、食料やガスが限られた町になってしまいましたので、政治が必要になってきます。
誰が中心人物となって、何を優先するか。中心人物たちは町全体が生きながらえるよう必死に考えます。
この作品は、突然無人島のようになってしまった町でのいろんな人間模様を見るのがメインストーリー。
この辺は「ウォーキングデッド」と同じです。
ただ、文庫本で4巻とボリュームのある話。
ドームをどうするか、という肝心な内容は全然進まないので、読んでいてヤキモキしてしまいます。
まあ、スティーヴン・キングの作品ですから、アメリカ人特有のノリを楽しみたいところです。
まとめ
いかがでしたか?
今回はスティーヴン・キングの小説『アンダー・ザ・ドーム』の読了記録でした。
日本の小説とはノリが違って新鮮でした。
やっぱり日本人は真面目な人が多い。それなのに、今を楽しんで生きている人が少ない。この先いつか手に入るであろう幸福を求めて、今を耐えるように生きている。そんな感じがします。
アメリカ人はいい意味で不真面目。力が抜けています。そして、屋台で買ったホットドックなんかを、めちゃくちゃ美味しそうに食べるのです。
スティーヴン・キングの小説を読んでいると、アメリカ人のノリの良さにこちらも元気がもらえます。
また違う作品も読もう。
そういえば、調べたら映画「グリーンマイル」の原作もスティーヴン・キングでした。すごいな。
キングも全制覇予定の作家に加えますか。
それでは、また。