【読了記録】結界/津谷一(国家の最高機密を守るぞ)
どうも、さっさです。
津谷一の小説『結界』を読みました。
ネタバレ無しで振り返ります。
青字をタップすると、Amazonの商品ページにいけます。
読んだきっかけ
AmazonのKindle Unlimitedで書籍を検索してたどり着きました。
「国家機密」とか「巨大な陰謀」とか、何だか面白そうじゃないですか。
ちなみに小説はKindle派。読書端末はKindle Oasisを使っています。
Kindle Unlimitedは時期によって対象書籍が変わるので、気になった本はすぐにポチるといいですよ。
あらすじと感想
上巻のあらすじ↓
人気政治家・岡本哲之介が謎の死を遂げた。その直後、正体不明の武装集団によって「国家機密」が強奪される。総理大臣の高島昇は立浪義彦・経済産業大臣らとともに捜索を開始。一方、事件を嗅ぎつけた新聞記者の佐々木大介も独自に真相にたどり着く。やがて姿を現したのは、国家の乗っ取りをも目論む「巨大な陰謀」だった。
Amazon商品ページより
下巻のあらすじ↓
新聞記者・佐々木大介と総理大臣・高島昇は、ついに奪われた「国家機密」の場所を特定した。そして始まった精鋭部隊による奪還作戦。やがて戦いは国家権力同士がぶつかり合う熾烈な国際政治の場へ。そこで待っていたのは、日本の弱点を知り尽くした「あの国」からの挑戦状だった。息詰まる戦闘シーンと裏の裏の裏をかく外交ゲーム。
Amazon商品ページより
単行本で上下巻に分かれている小説は珍しい。
『三体』以来かな。
強奪された「国家機密」は、文字通りトップシークレットの代物。
「SS-8」と呼ばれるもので、読み進めるとタイトルの「結界」とも繋がってきます。
物語は政府に自衛隊に北朝鮮、中国、アメリカの関与疑いにと、大きな話。
心を引き込まれます。
さらに、個人で「国家機密」を追いかけている新聞記者・佐々木とその恋人っぽくなる慶子。
この2人のおかげで、物語の面白さは倍増です。
そして、下巻での驚きの展開の連続はお見事。
先が気になりすぎて、最後まで一気読みでした。
ネタバレをしないようにすると、これ以上書けないのが悔しい。
まとめ
いかがでしたか?
今回は津谷一の小説『結界』の読了記録でした。
余談ですが、作中の序盤で亡くなる政治家・岡本が愛飲していた、「オールドパー」というウイスキー。
なんか気になってAmazonで調べたら、僕の祖父が亡くなる前に飲んでいたものと同じ銘柄なのを思い出しました。
祖父はその中でも「オールドパー スーペリア」というものを飲んでいました。値段は¥13,000くらい。
祖父が亡くなってから、荷物を整理している時に見つかったものでした。
今の僕ではとても手が出る代物ではありませんが、じいちゃんが大事に飲んでいたのが想像できます。
こんなくだりを思い出させてもらった『結界』という小説は貴重。
本筋の物語も面白く、映像化されていいものと思います。
気になったらぜひ読んでみてください。
それでは、また。