ナポレオン1台頭編/佐藤賢一(皇帝の生い立ち、面白いぞ。)

どうも、さっさです。
今回は佐藤賢一の小説「ナポレオン1台頭編」の読了記録。
全3巻のうちの第1巻です。
ナポレオンって、どんな人?
1804年にフランスの皇帝になりました。
中学校の定期テストでは、これだけ覚えておけばOKです。
フランスの南にあるコルシカ島というところの出身。フランス本土に渡って士官学校で学び、指揮官としての才能を発揮。軍人としてとんとん拍子に出世していきます。
話の流れ
・勉強の虫、ナポレオン
貴族出身ではないナポレオンは、勉強で他者を圧倒する道を選びます。
カエサルやアレクサンドロスの英雄ぶりに憧れて、ルソーの人民主権の考えに感銘を受けます。
中でも数学が得意で、それが活かせる砲兵科に進みます。
もしも軍人でなければ、数学者になりたいと言っています。
・士官学校での雪合戦で、指揮官としての能力を発揮。
図書館で戦術を学んだナポレオンは、その手腕を雪合戦で発揮します。相手の攻撃が止むのを待ってから反撃したり、雪の中に泥を混ぜて、当たっても割れないくらい硬い雪玉を作ったりして、周りから一目置かれるようになります。
「これでカエサルに1歩近づけたかな」
・トゥーロン内戦
砲兵科を卒業したナポレオンは、フランス国内で起こった紛争の解決を任されます。
同じフランス人に銃口を向けることに最初は戸惑っていましたが、大砲を設置して見事に解決します。
周囲の上官に対しての、物おじしない振る舞いがいいですね。
自分が決めたことを押し通す力、すごいです。
・ジョセフィーヌとの結婚
ナポレオンは酒場で出会ったマリー・ジョセフィーヌ・ローズに恋をします。
出会った日から彼女のことが頭から離れないのでした。
ナポレオンは26歳でジョセフィーヌは32歳の子持ち。
結婚式での書類上は、2人とも28歳ということにしました。
・イタリア方面遠征
ナポレオンはイタリア北部のミラノの攻略をはじめ、いくつもの功績を挙げます。
中でもナポレオン自ら敵陣に突っ込んでいくシーンは圧巻。
戦場が均衡する中、指揮官自ら矢面に立つのは、現代でも理想のリーダー像の1つではないでしょうか。
「勝てば食料は好きにしていいぞ」
こう言って疲弊する部下たちを鼓舞しました。
ナポレオンには人を動かす力があります。
そして、ジョセフィーヌと早く会いたいからこの戦争を早く終わらせようと、部下を振り回すシーン。よほど妻に惚れていることが分かります。手紙をしょっちゅう書いているのに、ジョセフィーヌが全然会いに来てくれないのには、こちらもヤキモキしてしまいます。
大好きな妻に会えないもどかしさを感じながら戦争の指揮をしているのですが、しばらくするとその熱愛ぶりが冷めてしまうところがあります。男性の読者で「うん、分かる分かる」となる人もいるかもしれません。
そして物語はエジプト遠征へと続いていきます。
把握しづらい人はコレも一緒に。
慣れない地名やキャラクターに戸惑うのであれば、この本がオススメです。
マンガでサクッと把握できます。
この本と並行して読むと、より理解が深まって面白くなりますよ。
まとめ
いかがでしたか?
終盤では妻のジョセフィーヌのために、戦争を終わらせようと奮闘する場面があります。
女に早く会いたいがために、指揮官の権力を行使して部下を振り回すシーンは面白かったですね。
第2巻ではいよいよナポレオンが皇帝になります。
楽しみですね。