失われた世界 / アーサー・コナン・ドイル(えっ、恐竜ってまだいるの?)
どうも、さっさです。
今回はアーサー・コナン・ドイルの小説「失われた世界」あらすじと感想。
アーサー・コナン・ドイルといえば、シャーロック・ホームズ。名探偵コナンの名前の由来でもあります。
1912年に刊行された小説で、SFのジャンルを確立したと言っても過言ではない作品です。
あらすじ
その昔、地上を跋扈していたという古代生物は絶滅したのか?アマゾン流域で死んだアメリカ人の遺品から、奇妙な生物の描かれたスケッチブックが発見された。人類が見ぬ地を踏んだ唯一の男が遭遇したのは有史前の生物だったのではないか。英国にその名をとどろかすチャレンジャー教授は、調査隊を率いて勇躍アマゾン探険におもむいた。SFとミステリの巨匠が描く不朽の名作!
文庫本裏表紙より
初出誌“ストランド・マガシン”掲載の挿絵を復刻したのがポイント。
文字だけでは想像しづらいところを、いい感じに補ってくれます。
新聞記者のマローン。
グラディスという女性にプロポーズするところから物語は始まります。
グラディスは英雄が好き。
残念ながら断られてしまいます。
そんな経緯があって、マローンはチャレンジャー教授のもとを訪れ、アマゾン探検を申し出ます。
感想
・マジか。いるんだ…
アマゾンの台地に登ると、次々と見たことのない生物に遭遇します。
ネタバレは避けますが、色々登場しますよ。
・ブレないキャラクターたちがいい!
独特で暴力的なチャレンジャー教授。
冷静で勇敢なジョン・ロクストン卿。
独特すぎて、会社勤めなら間違いなくリストラされるか閑職に追いやられているであろう人たちが、アマゾンを駆け回ります。面白い。
・頭の中でのジャングル探検が気持ちいい!
崖を登ったり、洞窟を歩いたり、未知の生物に襲われたり…
わざわざアマゾンの熱帯雨林に行かなくても、十分堪能できます。
まとめ
いかがでしたか?
読んでいると「弱肉強食」という言葉が浮かんできました。
作中では主人公が何度も危ない目に遭います。
世の中結局「やるかやられるか」というところがあるのを、思い出させてくれました。
平和な世の中を生きているようですが、身の危険はいつやってくるか分かりません。
いい教訓がもらえました。
それでは、また。