【読了記録】クロスファイア/宮部みゆき(圧巻の念力放火能力)
どうも、さっさです。
宮部みゆきの小説「クロスファイア」を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。
矢田亜希子の初主演、長澤まさみのデビューで映画化されています。2000年6月10日公開。DVDは2001年1月25日に出ています↓
あらすじ
青木淳子はパイロキネシス(念力放火能力)という超能力を持って生まれます。
淳子は力をたびたび人気のないところで解放、いわばガス抜きのようなことをしていました。
ある日、ある廃工場でいつものように力を解放しようとしたところ、4人の若者が瀕死の男性を運んできました。
淳子は隠れて様子を伺いますが、男性を救うために若者たちに向けて、力を解放します。
次々に若者を燃やしていくのですが、「アサバ」という人物だけ逃がしてしまいます。
男性は死に際、恋人のナツコがアサバ一味に連れ去られたことを告げ、息絶えます。淳子はナツコを助けるため、わずなか手がかりからアサバを探そうとします。
一方、警察・放火捜査班の石津ちか子。
今回の事件で、以前発生した不可解な焼殺事件とのつながりを感じていました。あの時の犯人が現れたと思って、捜査を進めます。
以前発生した焼殺事件とは、ある公園で男の子が突然燃えて死んでしまったというものです。
果たして、淳子はアサバを見つけることができるのでしょうか?
そして不可解な焼殺事件と淳子のつながりとは?
評価
☆☆☆☆☆(星5)
青春補正がかかっての評価かもしれませんが、僕は大人になって再読しても興奮します。
この本、中学生の時に本屋さんでたまたま手に取りました。裏表紙の「念力放火能力」という言葉に惹かれて買い、夢中になって読みました。
38歳になって思えば、ハマっていたドラクエの呪文「メラ」への憧れですかね。もしメラを使える人がいたら、どんな話になるんだろう?という興味があったんだと思います。子供の時の直感を言語化するのは難しいですね。
最後は少し悲しい流れなるのですが、面白かったです。
当時はノベルスで買って、いつの間にかどこかにいってしまいました。その後、文庫本で買い直しました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は宮部みゆきの小説『クロスファイア』の読了記録でした。
最近の宮部さんはすっかり時代小説の人、という感じですが、以前の『クロスファイア』をはじめ、ゾクゾクするミステリーがいくつかあるので、未読の人は読んでほしいですね。
直近の流行の本よりも面白いですよ。
それでは、また。