【読了記録】瑠璃の雫/伊岡瞬(指を噛むな、指を)
どうも、さっさです。
伊岡瞬の小説『瑠璃の雫』を読みました。
ネタバレ無しの忘備録です。
青字をタップすると、Amazonの商品ページにいけます。
読んだきっかけ
Kindle Unlimitedに出てきました。
もっぱら犯罪小説ばかり読んでいるので、その手のオススメが止まりません。まあ、Kindle Unlimitedならサブスクなので、ハズレ本でも大丈夫。
家族とは何か。赦しとは何か。今最も注目を受ける気鋭が贈る、感涙のミステリ巨編!
なんてあったら、そりゃポチります。
さあ、果たして。
Kindle Unlimited内の書籍は入れ替わることがあるので、もしこの小説が無かったらご了承ください。
ちなみに小説はKindle派です。
読書端末はKindle Oasisを使っています。
あらすじと感想
母と弟の2人で暮らす小学6年生の杉原美緒。母はアルコールに依存し、親類に引き取られた美緒は心を閉ざしていく。そんな折、元検事の永瀬丈太郎という初老の男と出会う。美緒は永瀬の人柄に心を開いていくが、彼はひとり娘を誘拐されており、大きな心の傷を抱えていた。数年後、美緒は事件を調べ始め、余りにも哀しい真実を知る―。家族とは何か。赦しとは何か。今最も注目を受ける気鋭が贈る、感涙のミステリ巨編。
「BOOK」データベースより
正直、「感涙のミステリ巨編」ではなかったです(汗)。
丈太郎の娘・瑠璃の誘拐事件の真相とは。
美緒の母がなぜアルコール依存なのか。
美緒がしきりに指を噛むのはなぜか。
いくつかの謎を抱えたまま、ページが進みます。
ただ、前半は何も進まず、我慢が必要でした。
杉原家の事情や、丈太郎の若い頃の検事時代の把握に多くのページ数が割かれています。
でもその割に、終盤で謎が明らかになった時の衝撃は、特にありませんでした。
家族の闇とか、老検事の裏側とか、もう普通になってしまっています。
あと、美緒の指を噛む癖。これが馴染めない。
社会福祉学部だった大学時代に、いろんな疾患や障がいを抱える人を見てきました。
様々いましたけど、さすがに血が出るまで指を噛み続ける少女はいませんでしたね。
どうも、そんな美緒に違和感が拭えないまま、最後まで読みました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は伊岡瞬の小説『瑠璃の雫』の読了記録でした。
僕としては突出して面白いというわけではありませんでした。
でも、Amazonのレビューは好意的なものが多いので、一読の価値はあるかもしれません。
Kindle Unlimitedならサブスク。しかもキャンペーンで最初の何ヶ月かは激安ということもあるので、無駄金を使ってしまった感は軽いと思います。
それでは、また。